フランスのお菓子ってどんなものがある?35選をふれんちハンターがたっぷり解説!
スイーツ大国フランス。シュークリームやモンブラン、カヌレなど、フランス生まれのお菓子で有名なものは多いですよね。
この記事ではふれんちハンターが、フランスの定番のお菓子から、ちょっとマニアックなお菓子までご紹介!あなたはいくつ知っていますか?
— 目次 —
フランス発祥のスイーツ35選!
シュークリーム
日本でも定番のフランススイーツの一つ。「シュー」とはフランス語で「キャベツ」を意味する言葉で、形がキャベツに似ていたことからこの名前がつけられたと言われています。
エクレア
細長いシュー生地の中にクリームを詰め、上からチョコレートをかけたスイーツです。シュークリームとの違いは、その細長い形と上にかけたチョコレートで、別物のお菓子としてそれぞれ人気があります。
エクレアの発祥については諸説ありますが、元々はマリトッツォなどにも使われている柔らかなブリオッシュ生地で作られていたのが、時代と共にシュー生地で作られるようになったのではないかと言われています。
モンブラン
栗を使ったケーキの代表格。フランスとイタリアの国境にそびえるヨーロッパアルプス最高峰の山「モンブラン」にちなんで、その名前がつけられたとされています。
日本では栗の甘露煮などを使用した黄色いモンブランもよく見られますが、本場フランスでは栗の渋皮ごと使用しているため茶色いモンブランが定番です。
ミルフィーユ
「ミル(千の)」「フィーユ(葉)」の意味を持つお菓子。何層にも重ねられたパイ生地と、それによって生み出されるサクサクした軽い食感が魅力です。
カスタードクリームを交互に挟んだスタイルが一般的で、いちごをふんだんに使用したものは「ナポレオンパイ」と呼ばれています。
マドレーヌ
お茶菓子の定番であるマドレーヌ。ホタテ貝の形をしているのが特徴で、ふわふわとした食感を楽しめます。貝の形をしている理由は諸説ありますが、キリスト教三大巡礼地の一つ、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼のシンボルがホタテ貝であることから、この形になったとも言われています。
フィナンシェ
こちらもティータイムの人気焼き菓子の一つ。マドレーヌとよく似ていますが、実は材料に違いがあります。フィナンシェは卵白や焦がしバターを使っているのに対して、マドレーヌは全卵と溶かしたバターを使用。そのためマドレーヌはふわふわと柔らかく、フィナンシェはマドレーヌと比べると香ばしくサクッとした食感に仕上がるんですよ。
サブレ
おやつの定番であるサブレも実はフランス生まれ。サクサクとした食感が紅茶やコーヒーとよく合いますよね。クッキーやビスケットよりもバターやショートニングを多く含み、ベーキングパウダーも使っていないことから、特有の軽いサクサクとした食感に仕上がるんですよ。
パルミエ
「源氏パイ」のモデルになったフランスのパイ菓子で、クロワッサンのようにサクサクと軽い食感が魅力です。「パルミエ」とはフランス語で「ヤシ」を意味する言葉。一見ハート型のように見えるお菓子ですが、この特有の形はヤシの葉を表していると言われています。
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オランジェット
砂糖漬けにしたオレンジピールにチョコレートをコーティングしたお菓子。苦みのあるオレンジピールと柑橘の爽やかな風味、チョコレートの甘みが相性抜群で、「大人のスイーツ」に相応しい一品です。
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カヌレ
最近日本で爆発的なブームを巻き起こしているカヌレも、元々フランスで生まれたお菓子です。フランス語で「溝のついた」という意味を持ち、専用のカヌレ型で焼いて作られます。
カヌレは焼きの作業が特に難しいと言われているのですが、外がカリカリ、中がしっとりモチモチしているのが良いカヌレの証です。
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トロペジェンヌ
卵とバターをふんだんに使用した、ふわふわ食感が魅力のお菓子。フランス南部の町サン・トロペで生まれたことから「トロペジェンヌ」という名前がつけられました。
生地の中にはたっぷりのクリームがサンドされていて、上にはガリガリとした食感が楽しめる粗糖をトッピング。日本でもコンビニで商品化されるなど、いま徐々に注目を集めているお菓子なんですよ。
クロカンブッシュ
ミニシュークリームをツリーのように円錐状に積み上げたスイーツ。しっかりと固定させるためにキャラメルを接着剤代わりに使っているのが特徴です。高さに決まりはなく、中には何十センチも積み上げる巨大なクロカンブッシュもあるんですよ。
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パリブレスト
ザクザクとしたリング状のパイシュー生地を横半分にカットして、クリームを挟んだスイーツです。元々、1891年に行われた自転車レース「パリ・ブレスト・パリ」の開催を記念して作られたお菓子で、リング型の生地は自転車の車輪を表現しているんですよ。
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ヌガー
砂糖や水飴を煮詰め、そこにメレンゲやゼラチン、ナッツなどを加え固めたソフトキャンディーの一種。歯にくっつくような粘り気のある食感が特徴で、食感はキャラメルに近いです。
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ギモーヴ
フランス発祥の砂糖菓子の一種。マシュマロとよく似た見た目をしていますが、しっとりと柔らかい触感で、日本では「生マシュマロ」と呼ばれることもあります。
マシュマロと違い卵白を使用していないため、食べた時の食感もモチモチぷるんとしているのが特徴です。
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クレームブリュレ
カスタードソースの表面に砂糖をまぶし、こんがりとキャラメリゼしたシンプルなスイーツ。スプーンで表面のキャラメルを割って食べるのが特徴で、香ばしい香りとクリームの甘さが相性抜群。キャラメルのパリパリとした食感と、濃厚でなめらかな口当たりが楽しめるスイーツです。
クレームダンジュ
ふわふわとした食感が魅力のフランスのレアチーズスイーツ。「クレーム」とはフランス語で「クリーム」、「ダンジュ」はこのスイーツが生まれたフランスの「アンジュ地方」に由来します。
クセの無いフレッシュチーズ「フロマージュブラン」に、泡立てたクリームやグラニュー糖、メレンゲを混ぜて作られていて、ムースのようにしっとりと軽い口当たりが楽しめます。ベリー系のソースと相性抜群です。
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ババロア
夏にぴったりなフランスの冷製スイーツ。一見ムースとよく似ていますが、ババロアはゼラチンを使ってしっかりと固めているため、その食感はぷるんと弾力があります。一方のムースは「泡」という意味の通り、軽くなめらかな口当たりが特徴です。
シブースト
シブーストの魅力は、イタリアンメレンゲを使ったふわっと軽い食感と、パイ生地のサクサク感、リンゴの甘み、そしてキャラメリゼの香ばしさにあります。リンゴを使うのが伝統的なレシピですが、最近では別のフルーツを使ったものも見られます。
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ファーブルトン
「ファー」はフランス語で「牛乳で煮た粥」、「ブルトン」は「ブルターニュ地方」を指す言葉です。粥と言ってもお米は使用せず、カスタードプディングのように卵や牛乳、砂糖、小麦粉などでシンプルに作られます。モチモチと柔らかい食感が特徴で、プルーンを使ったものが定番ですよ。
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クラフティ
型にタルト生地を敷いて果物を並べ、その上からアパレイユ(卵や牛乳、小麦粉などから作られる液体生地のこと)を流し込んで焼き上げるスイーツ。日本ではタルト生地を省略して型に直接流し込んで作るものもあります。さくらんぼを使ったものが定番です。
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ババ
ブリオッシュ生地に洋酒をたっぷりと染み込ませているのが特徴。ひたひたの生地にクリームやフルーツをトッピングするのが定番です。サバランとよく似ていて、両者の違いはほとんどないと言われています。
ベニエ
生地を油で揚げた、穴の開いていないドーナツのようなお菓子です。生地自体に味はついておらず、中にジャムやクリームを挟んだり、上から粉砂糖を振って食べるのが一般的です。ふわふわとした食感が魅力で、このベニエ生地を纏ったフリットのような料理も「ベニエ」と呼ばれることがあります。
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クレープシュゼット
クレープにオレンジソースを合わせたフランスの伝統的なスイーツ。焼きあがったクレープ生地をオレンジジュースや砂糖で煮込み、仕上げにリキュールでフランベ(アルコールを飛ばすこと)するのが特徴です。
高級レストランなどでは、お客の目の前で仕上げの作業を見せるといった、派手な演出で提供されることもあるんですよ。
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シャルロット
外側をビスキュイ(ふんわりとした食感のビスケット)で覆い、中にババロアやクリーム、フルーツを詰めた洋菓子。女性の帽子を模したデザインになっていて、リボンを巻いたシャルロット本体を帽子の頭部分に、お皿を帽子のツバに見立てた構造になっています。
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フレジエ
フランス版ショートケーキと呼ばれているスイーツ。実はショートケーキは日本で生まれたもので、フランスでイチゴを使ったケーキと言えば「フレジエ」が定番なんですよ。 日本のショートケーキと異なり、横から見た時にイチゴの断面が綺麗に見えるのが特徴です。
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ブッシュドノエル
丸太の形を模したフランスを代表するクリスマスケーキ。ロールケーキの表面に木皮を描くようにチョコレートクリームでデコレーションしているのが特徴です。
日本でも今や定番のクリスマスケーキで、この時期になるとお店のショーケースで見かける人も多いのでは?
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フォンダンショコラ
チョコレートケーキの一種で、切ると中からとろりとチョコレートクリームが溢れ出すのが特徴。元々フランスの三ツ星レストランのデザートとして提供されていましたが、現在は日本でも定番のデザートとして親しまれています。
オペラ
パリで生まれたチョコレートケーキの一つで、オペラ座に敬意を表してその名前がつけられました。余計な装飾をそぎ落とした、シンプルで洗練されたデザインが特徴的で、非常に格式高いケーキとして知られています。
伝統的なオペラは7つの層から成り、ひと口でさまざまな風味が楽しめるのが魅力です。高い技術を要することから、パリでも一部のパティスリーでしか取り扱いがないんですよ。
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クグロフ
フランス・アルザス地方が発祥の発酵菓子で、パンのようにイースト菌を使って焼くお菓子です。「クグロフ型」と呼ばれる専用の型を使用していて、シフォンケーキのように型の中央部分には空洞があります。
外がサクサク、中はふわふわしていて、ちょうどパンとケーキの間のような食感。レーズンやナッツを練り込んで焼かれることが多く、ティータイムにぴったりのスイーツです。
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タルトタタン
型に焼いたリンゴを敷き詰め、その上からパイ生地を被せて焼いたお菓子です。アップルパイと材料はほとんど同じですが、違うのはパイ生地を上にするか下にするかという点。これによって見た目はもちろん食感にも違いが出るので、2つは全くの別物として認識されています。
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ウィークエンドシトロン
フランス語で「ウィークエンド」は「週末」、「シトロン」は「レモン」を意味する言葉。平日に作って、週末家族と一緒に食べるケーキとして親しまれ、レモンの爽やかな風味が感じられます。上からアイシングをするのが定番です。
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ガレットデロワ
「王様のガレット」を意味するお菓子で、本場フランスでは毎年1月6日の公現祭に食べるスイーツとして知られています。円盤状のパイ生地の中にアーモンドのクリームが入っているものが一般的。上に紙製の王冠を被せ、家族や友人と囲って食べるのが伝統です。
また、ガレットデロワの特徴の一つに、中に「フェーヴ」と呼ばれる陶器製の小さな人形が仕込まれていることが挙げられます。切り分けたパイの中にその人形が入っていた人は、その日一日王様になって王冠を被ることができます。王様は1年間幸福が続くとされ、誰がフェーヴをゲットできるかで盛り上がるのです。
↓ガレットデロワについて詳しく知りたい方はこちら!
フランスにはまだまだ知らないお菓子がたくさん!
いかがでしたか?数あるフランスのスイーツの中でも今回は35個に絞ってご紹介しましたが、まだまだフランスには魅力的なスイーツが多く存在します。ぜひ定番にとどまらず、さまざまなお菓子にチャレンジしてお気に入りの一品を見つけてみてくださいね。
※画像はイメージです。