クロカンブッシュとはどんなもの?ふれんちハンターがわかりやすく解説

小さなシュークリームを高く積み上げたフランスのスイーツ「クロカンブッシュ」。結局崩して食べるのに、何故わざわざ積み上げるのかと不思議に思う方もいるかもしれませんが、実はこの積み上げるという行為にはちゃんと理由があります。

この記事ではふれんちハンターがクロカンブッシュの特徴や、その意味について解説していきます。

そもそもクロカンブッシュとは?

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クロカンブッシュとはプチシュークリームを円錐形に高く積み上げたスイーツです。シュークリーム同士をしっかり固定させるために、キャラメルや飴を接着剤代わりにしていて、チョコレートやフルーツで可愛らしくデコレーションされたものもあります。

積み上げる高さに明確な定義はなく、20cmほどの小ぶりなものから、60cmを超え200~300近いシュークリームが使われるものもあります。本場フランスでは主に祝いのシーンで食べられるスイーツです。

フランスの結婚式の定番!

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実はフランスの結婚式で定番となっているクロカンブッシュ。日本でも新郎新婦がウェディングケーキに共同作業でナイフを入れる、というものがありますが、フランスでは2人が木槌でこのクロカンブッシュを崩し、参列者に配るのが伝統になっています。

では何故シュークリームで祝う文化があるのでしょうか。そもそもシュークリームの「シュー」とはフランス語で「キャベツ」を意味する言葉。欧米ではキャベツ畑から赤ちゃんが生まれるという言い伝えがあり、キャベツは子宝と豊作を願う縁起のいい食べ物なのです。

また、積み上げられたシュークリームは式の参列者を表していて、高く積み上げれば積み上げるほど天に近づいて良いとされています。

クロカンブッシュとは小さなシュークリームを高く積み上げたスイーツのこと!

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シュークリームを積み上げただけのスイーツ、というイメージを持っていた人もいるかもしれませんが、実はこうして高く積み上げるのには理由があり、フランスでは縁起のいいスイーツなのです。最近では日本でも結婚式にクロカンブッシュを取り入れている人も多いので、もしクロカンブッシュが振る舞われたら、そんな背景を思い出して味わってみてくださいね。

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