フランとはどんなもの?ふれんちハンターがわかりやすく解説

フランという料理を聞いたことはありますか?フランス料理の一つで、卵や牛乳、生クリームを使用したものなのですが、ひと口に「フラン」と言っても、前菜を指すこともあればデザートを指すこともあります。

この記事ではふれんちハンターが気になるフランの特徴や、その魅力について解説していきます。

そもそもフランとは?

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フランとは卵や生クリームを使用した、フランスの伝統的なスイーツのこと。よく「フラン=プリン」と間違われがちですが、フランは底にタルト生地が敷かれていて、上からカスタードクリームを注いで焼き上げたお菓子です。甘さは控えめで、噛むと硬めのプリンのような弾力があります。

フランの発祥は意外にも長く、その歴史は鶏卵が生産されるようになったローマ時代まで遡ると言われています。当時ギリシャの影響を強く受けていたローマ人。卵と牛乳を使ったギリシャの料理を真似て作られたのが、フランの原型である「ティロパティナム」というお菓子でした。材料は卵と牛乳、蜂蜜、ブラックペッパーで、これが時代と共に名前や作り方が変化して「フラン」と呼ばれるようになったのです。

甘くないフランも!

「西洋風茶わん蒸し」のフラン

ではフランがすべて甘いのかと言うと、実はそうでもありません。中には砂糖を加えず、茶わん蒸しのように仕上げた前菜としてのフランもあります。

生クリームや牛乳が入っているため、私たちがよく知る茶わん蒸しと比べると、よりなめらかで優しい印象のものが多いです。アレンジの自由度も高く、キノコや玉ねぎなど野菜を使ったものから、牡蠣などの海の幸、肉類、フォアグラを使ったものまで、さまざまなものが見られます。

フランとは卵と生クリームを混ぜて蒸し焼きにしたもののこと!

アサリとワカメのフラン

フランと言われるとスイーツのイメージが強いかもしれませんが、実は「西洋風茶わん蒸し」と称されるような前菜としてのフランも存在します。フレンチレストランなどでは定番の前菜で、スイーツのフランとは全く違った印象を受けるはず。もしメニューで見かけたらぜひトライしてみてくださいね。

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