クレープシュゼットとはどんなもの?ふれんちハンターがわかりやすく解説

ミルクレープやガレットなどさまざまなアレンジが利くクレープ。今回ご紹介するクレープシュゼットもそんなクレープをアレンジした料理の一つです。日本ではまだそこまでメジャーではないものの、その美味しさから世界中で愛されているデザートでもあります。

この記事では気になるクレープシュゼットの特徴やその魅力について解説していきます。

そもそもクレープシュゼットとは?

画像素材:iStock

クレープシュゼットとはクレープにオレンジソースを合わせたフランスの伝統的なスイーツのこと。焼きあがったクレープ生地をオレンジジュースや砂糖、リキュールで1分ほど煮込むのですが、普通のクレープとの最大の違いは、仕上げにリキュールでフランベ(アルコールを飛ばすこと)する点にあります。

高級レストランやホテルなどでは、演出の一環としてお客の前でフランベをしてくれるところも。クレープシュゼットは、その派手な演出とオレンジの爽やか風味が人気のスイーツなのです。

クレープシュゼットの起源

画像素材:iStock

実は、フランスの有名な洋菓子職人アンリ・シャルパンティエ氏の失敗によって生まれたというクレープシュゼット。彼が調理中誤ってリキュールに火をつけてしまったところ、その味が素晴らしく、そのままイギリス王太子に献上したのが始まりとされています。

ちなみにクレープシュゼットの「シュゼット」というのは、王太子の恋人の名前からとったもの。彼のクレープをいたく気に入った王太子が、「シュゼット」という名前を与えたと言われています。

クレープシュゼットとはクレープをオレンジのソースで味わうデザートのこと!

画像素材:iStock

クレープシュゼットとはクレープをオレンジジュースやリキュールで煮込んだデザートのこと。もし自宅で作りたい場合にはフランベをする代わりに、アルコールを十分に飛ばせば、その味に近づけることができるので試してみてくださいね。

※画像はイメージです。