ヨークシャープディングとはどんなもの?ポップオーバーとの違いは?フードマニア編集部がわかりやすく解説
みなさんは「ヨークシャープディング」という料理を聞いたことがありますか?その名の通り、イギリスのヨークシャー地方で生まれたイギリス料理のひとつで、ローストビーフなどの肉料理に添えられる定番の付け合わせなんですって。
この記事ではフードマニア編集部が、ヨークシャープディングの特徴や似たもの同士の「ポップオーバー」との違いについて、わかりやすく解説していきます。
— 目次 —
そもそもヨークシャープディングとは?
プディングと聞くとプリンのような甘いものを想像しがちですが、ヨークシャープディングとはお菓子のことではなく、ローストビーフなどのメイン料理の付け合わせとして人気のあるイギリスの伝統料理なんです。
ここでいう「プディング」とは、小麦粉や卵、牛乳や香辛料を使って作られる「蒸し料理」のことで、これらを混ぜ合わせた生地を型に流し込み、オーブンで焼いたものを「ヨークシャープディング」といいます。私たちが想像するような。甘いカスタードで作るものは、イギリスでは「フラン」と呼ばれているんですよ。
ポップオーバーとの違いは?
ヨークシャープディングとよく似ている、アメリカの「ポップオーバー」。その違いは、ずばり使う粉の量!ヨークシャープディングは水分が多くもちもちとした舌触りで、ポップオーバーは粉を多く使っているので中が空洞になります。この中にアイスクリームやフルーツを入れて食べるのが定番なんですよ。
型からあふれるように膨らんで焼けるので、この名前がついたんだとか。
ヨークシャープディングの背景にはこんな逸話が!
ヨークシャープディングは元々「ドリッピング・プディング」と呼ばれていて、メイン料理の肉汁を型に塗って作られていました。安い材料でボリュームのあるヨークシャープディングは、貴族が招待客をもてなす際に前菜として提供していたそうで、これは前菜でおなかを満たしてもらうことで、メイン料理やデザートを小ぶりのもので済ませられるようにしたから、なんですって。
ヨークシャープディングとは、ローストビーフに付け合わせる定番イギリス料理のこと!
ヨークシャープディングとは、ヨークシャー地方で生まれたイギリスの伝統料理のこと。ローストビーフなどの肉料理への付け合わせとして人気が高く、もちもちとした舌触りを楽しむことができるヨークシャープディングは、ボリュームのある前菜料理として貴族たちにも親しまれていた逸話が。どれだけおなかが膨れるのか確かめるべく、ぜひ食べてみてはいかがでしょうか?
※画像はイメージです。
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