ガルガネッリとはどんなもの?ペンネとの違いは?ボ~ノ・イタリア~ノがわかりやすく解説
ペンネのような筒の形が特徴的なショートパスタ、ガルガネッリ。イタリア北東部エミリア・ロマーニャ地方で生まれた伝統的なパスタです。
ここではボ~ノ・イタリア~ノがガルガネッリの特徴やペンネとの違いについて解説していきます。これを読めばパスタがより楽しめること間違いなしです。
ガルガネッリとは?
ガルガネッリはペンネのように筒状になったショートパスタで、モチモチとした食感が特徴。卵をたっぷりと練り込んだ生地は、薄く延ばし4~5cm角の正方形に。それをペッティエと呼ばれる専用の器具を使ってクルクルと巻いていきます。
イタリア語で「櫛」を意味するペッティエは、すだれのように細い木片が連なっているのが特徴。その上で生地を巻くことでガルガネッリ特有の溝が刻まれて、ソースが絡まりやすくなるのです。
ペンネとの違いは?
一見ペンネとそっくりの見た目をしているガルガネッリですが、一番の違いは溝の入っている向きにあります。ペンネが縦方向に溝が入っているのに対して、ガルガネッリは横方向。またガルガネッリはくるっと生地を巻いて成型しているため、生地の重なった部分があるのですが、ペンネは押し出し式のパスタマシンから穴の開いた状態で出てくるため、どこを食べても食感が均一になります。
どんなソースと合う?
ガルガネッリは溝や筒にソースがよく絡みます。トマトベースやチーズ系のソースをはじめ、甲殻類のソースなどしっかりとした味わいのものとも相性がいいです。
また本場ではほうれん草やルッコラ、ビーツなどをパスタ生地に練り込むことも多く、アレンジの幅も広いです。またお店によっては生地自体にパルミジャーノチーズや塩を加えるところもあり、その場合はパスタの風味に負けないような味の濃いラグーソースなどとよく合わせられます。
ガルガネッリとはペンネ状に巻かれたパスタのこと!
ガルガネッリとはペンネのような筒状のパスタのこと。くるりと巻いて作っているため一部に生地の重なりが生まれ、噛んだ時の食感に変化があるのも面白いです。乾麵も市販されているので、ぜひ自宅でも楽しんでみてくださいね。
※「新版生パスタの技術」に掲載した内容を再編集しています。
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