ミラノ風カツレツとはどんなもの?普通のカツレツとの違いは?ボ~ノ・イタリア~ノがわかりやすく解説

レストランなどでもよく見かける「ミラノ風カツレツ」。名前の雰囲気からオシャレなイメージを持たれる方も多いと思いますが、そもそも通常のカツレツとの違いがどこにあるのかご存知でしょうか。

この記事ではボ~ノ・イタリア~ノがミラノ風カツレツの特徴や、カツレツとの違いについて解説していきます。

そもそもミラノ風カツレツとは?

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ミラノ風カツレツ(コトレッタ・アラ・ミラネーゼ)とはその名の通りイタリア北部の都市ミラノで生まれたカツレツのこと。仔牛肉をたたいて薄くのばした後、衣をつけ揚げ焼きにした料理で、イタリアの定番料理の一つです。

カリッとした衣と歯切れのいい仔牛肉の食感が人気で、お皿からはみ出るほど大きいものもよく見られます。見た目のインパクトだけでなく、お肉をしっかり叩いてのばすことで肉の繊維質がほぐれ、やわらかく仕上げられるというメリットもあります。

カツレツとの違いは?

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では通常の「カツレツ」と「ミラノ風カツレツ」にはどのような違いがあるのでしょうか。
そもそも日本で作られるカツレツは、仔牛肉の入手が困難ということもあり、一般的に豚肉や鶏肉がメイン。薄切り肉を使用していて歯切れがいいのが特徴です。

また両者の最大の違いとして挙げられるのが「衣」。通常カツレツと言えば肉に小麦粉や卵、パン粉をまぶすものですが、ミラノ風カツレツではそれに粉チーズを加えるという特徴があります。また通常カツレツは日本人の好みに合わせてきめの粗いパン粉を使い、サクッと仕上げる傾向にありますが、ミラノ風カツレツはきめの細かいパン粉でカリッと仕上げます。
それに加え、ミラノ風カツレツはフライパンにオリーブオイルやバターを多めにひいて揚げるように焼いているため、食べてみるとその違いを実感できるでしょう。

ミラノ風カツレツとは揚げ焼きにした仔牛のカツレツのこと!

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ミラノ風カツレツとは衣に粉チーズを加えて揚げ焼きにしたカツレツのこと。薄くのばしているため見た目のインパクトも強く、食卓を華やかに見せてくれる料理でもあります。自宅で作る際にはきめの細かいパン粉を使用するのがポイント。難しい料理ではないので、ぜひチャレンジしてみはいかがでしょうか。

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