プッタネスカってどんなもの?名前の由来は?ボ~ノ・イタリア~ノがわかりやすく解説!

イタリアンレストランのメニューで見かける「プッタネスカ」。なんとなく聞いたことがあるけど、実際にどんなパスタなのかピンと来ていない方もいるのではないでしょうか。

この記事では、ボ~ノ・イタリア~ノがプッタネスカの特徴や名前の由来について解説していきます。

そもそもプッタネスカとは?

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プッタネスカとは、ナポリの名物パスタのこと。トマトソースパスタの1つで、アンチョビや黒オリーブ、塩漬けケッパーの塩味や唐辛子を効かせた、刺激的な味が特徴です。

ケッパーはあまり日本ではなじみのないスパイスですが、フランス料理やイタリア料理でよく使われる独特の風味を持った食材です。地中海沿岸に自生する木のつぼみで、緑色をしているため料理に彩りを与えてくれます。

プッタネスカは日持ちのしない新鮮な肉や魚などを使わずに作ることができる、とてもシンプルなパスタ。イタリアでは家庭に常備されている食材しか使わないため、定番の料理となっているんです!

プッタネスカの名前の由来は?発祥はどこ?

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プッタネスカとはイタリア語で、「娼婦風」という意味。名前の由来には諸説あり、「激務の娼婦が体力を回復するために作ったから」、「忙しい娼婦がありあわせの食材でパパっと作ったから」、「娼婦が客引きに使うほどおいしいから」などがあります。

発祥はイタリアのナポリ中心部にあるスペイン地区と言われています。この地区はかつて娼婦街として有名で、そこで彼女達が振舞っていたことからプッタネスカが広まり、今やイタリアの定番パスタになったと言われています。

プッタネスカってどんな味がするの?

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同じトマトソースパスタのアラビアータと見た目が似ていますが、使用する食材が違うため味も全く異なります。アラビアータはオリーブオイルやニンニク、塩コショウとトマトソースのみのパスタですが、プッタネスカはトマトソースにアンチョビやケッパーなどの塩味を加えることが特徴のパスタです。
どちらかの注文で迷ったときは、素材の味が際立つシンプルな味が食べたいか、または刺激的な味が欲しいかで決めてみてください。

またプッタネスカには少し太めのスパゲッティを使用するのが定番。歯ごたえのあるショートパスタもオススメです。

プッタネスカとは、辛味や酸味、塩味が特徴の刺激的なパスタのこと!

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プッタネスカとは、唐辛子の辛さに加えてトマトソースの酸味やアンチョビ、ケッパーなどの塩味が特徴のパスタのこと。名前の由来も味も刺激的ですよね!辛口ワインとの相性も抜群なので、ぜひお供に作ってみてはいかがでしょうか。

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