クルマエビのすしとはどんなもの?オドリとの違いは?すしマニアロが人気のすしダネについて解説

すしの定番のタネであるクルマエビ。ところですしダネであるクルマエビとはどのようなものでしょうか?

ここではすしに関する本を多く出版してきたすしマニア編集部がクルマエビについて効能などを入れつつ解説していきます。すしに詳しくなりたい人におすすめ!

すしダネとしてのクルマエビとは?

すしダネに用いるエビとしてはクルマエビが色、味ともに理想的。実はにぎりずしに用いるのは10センチくらいの大きさのマキエビで、一般的にそれ以上の大きさのものがクルマエビといわれています。関西ずしにもエビが盛んに使われ、にぎりダネとしても最高ですが、彩りの美しさも一級品。

日本人は世界一のエビ食い民族。養殖しても足りず、最近は海外からの輸入が多いというのが実情です。

オドリとの違いは?

生きているクルマエビの殻をむいたものをすしダネにしたのがオドリ。太平洋戦争後になって流行したものですが、関西のすし屋が始まりといわれています。ピクピク動くので残酷なようではありますが、食べてみるとエビ特有のほのかな甘みがあって絶品。オドリは鮮度の良否がとくに大切なすしダネです。

クルマエビのすしは栄養たっぷり!

クルマエビのすしは1カンあたり44.6Kcal。コレステロールは多めのですが、同時にコレステロールを減らす働きのあるタウリンも含むので安心。高たん白・低脂肪、カルシウムの量も多めなので、幅広い年齢層におすすめ。

※画像はイメージです
※MOOK「料理と食シリーズNo. 2 すし」に掲載した内容を再編集しています
※すしのカロリーは、標準的なすし・1カン分(すし飯20g、30.5キロカロリーを含む)で表示してあります