すしには食べる順番がある?おすすめの楽しみ方をすしマニアが解説

「ギョク(玉子焼)から食べるのが通」といわれることもありますが、すしを食べる順番はあるのでしょうか?

ここではすしに関する本を多く出版してきたすしマニア編集部がすしの食べる順番について解説していきます。すしに詳しくなりたい人におすすめ!

すしに食べる順序はある?ギョク(玉子焼)から食べるのは通なの?

画像素材:写真AC

確かにギョクから食べるのは理由のある説。昔、ほとんどすべてのすし屋が、玉子焼は自分の店で焼いていたため、すし屋はそれぞれ工夫して、自身の魚のすり身を加え、味を加減し、独自の玉子焼を作っていました。その時代なら、ギョクをまず食べれば、その店の技術のレベルが判定できたのです。

今も自分の店でギョクを焼く店がかなりあるので、そういう店なら、この説は当てはまりますね。

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しかし、好きなタネから、どんな順序でも構わず注文できるのが、すし屋の大きな魅力なのです。よって、順番は気にすることはないでしょう。

強いていえば、淡白な味の物から、次第に濃厚な味のものへ、という順序がおすすめ。トロなどは後で、ということ。そのほうが、味が楽しめるのです。そして、濃厚な味のタネを食べたら、ガリをちょっと食べたり、アガリできっと口の中を洗って、次のタネへというのが、美味しく食べるコツ。しかし、これも人によるので、こだわる必要はないといえます。

すしの食べる順番は気にしなくてOK!でも、美味しく食べる順番はある

通としてはギョクから食べるのが昔からの食べ方として大事にしていますが、人それぞれといえるでしょう。淡白な味のものから濃厚な味のすしダネへと流れていくというのが、順番としてはおすすめです。

※画像はイメージです
※MOOK「料理と食シリーズNo. 2 すし」に掲載した内容を再編集しています