カリフォルニアロールとはどんなもの?なぜ海苔で巻かないの?すしマニア編集部がわかりやすく解説!

回転寿司に行くとバラエティ豊かな寿司メニューがいくつも見られますよね。その中でもとりわけ子供から高い人気を誇るのが、カリフォルニアロール。でもよく考えてみたら、なぜ巻き寿司なのに海苔で巻かれていないのか不思議ですよね。

この記事ではすしマニア編集部が、カリフォルニアロールの特徴や、海苔で巻かない理由について解説していきます。

そもそもカリフォルニアロールとは?

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カリフォルニアロールとは、1960年代アメリカ・カリフォルニア州の日本食レストランで生まれた巻き寿司のこと。アメリカ人が考案した邪道メニューだと思われがちですが、当時まだ寿司に馴染みのなかったアメリカでもウケるようにと、日本人によって考案された料理なんです。

その最大の特徴は、生の魚介類を使わず、海苔を内側に巻き込んでいる点にあります。カリフォルニアロールの定番の具材は、カニカマやキュウリ、ツナ、アボカドなど。また1番外側には、海苔の代わりにゴマやトビコがまぶされていることが多いです。

今ではカリフォルニア州をはじめ、アメリカ全土で人気の寿司ネタで、日本でも逆輸入され楽しまれています。

なぜ海苔で巻かないの?

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ではなぜ一般的な巻き寿司と異なり、海苔を内側に巻くのでしょうか。
実は、カリフォルニアロールが生まれた1960年代、アメリカではまだ海苔の存在が浸透しておらず、海苔巻きを提供したところ、気味悪がって海苔を剥がしてしまう人が続出したのだとか。
そのため、海苔を内側に巻き入れる「裏巻き」にして、アメリカ人でも抵抗なく食べられるように工夫したのだと言われています。

カリフォルニアロールとはアメリカで生まれた巻き寿司の一つ!

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カリフォルニアロールとは、まだ寿司に馴染みのなかったアメリカ人にも抵抗なく食べてもらえるようにと、日本人が考案した巻き寿司のこと。アメリカで寿司ブームが巻き起こった際に、「アメリカで食べられている変わったお寿司」として紹介され、日本でも食べられるようになったメニューなんです。ぜひカリフォルニアロールを食べる際は、そんなことも意識しながら楽しんでみてくださいね。

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