アクアパッツァとはどんな料理?ボ~ノ・イタリア~ノが分かりやすく解説
イタリアの郷土料理アクアパッツァ。オシャレなイタリアンレストランなどでは見かけるようになったメニューですが、名前すら聞いたことがないという人も少なくないでしょう。
一体どんな料理なのか、どうやって作るのか。この記事ではアクアパッツァについて解説していきます。これを読めばピザやパスタ以外のイタリア料理にも詳しくなれますよ。
そもそもアクアパッツァとは?
アクアパッツァはイタリア南部の港町ナポリで生まれた魚介料理。焼いた魚を水で煮込み、トマトやオリーブを加えた非常にシンプルな一品です。元々は漁師が売れ残った魚でつくったという漁師メシで、現在のようなオシャレなイメージはありませんでした。
アクアパッツァはイタリア語で「暴れる水」「狂った水」という意味の言葉。漁師が船上でこれを作った時に船の揺れで水が暴れたため、この名前がつけられたという説があります。
アクアパッツァに必要な材料は?
上で説明した通り、アクアパッツァに使われる材料は主に魚介とトマト、オリーブになります。魚は鯛やスズキ、サワラなどのクセのない白身魚が向いているとされ、貝はアサリやムール貝が多く使われます。またブイヨンは使わず、水もしくは白ワインで煮込むのも特徴的。
ブイヤベースとの違いは?
ブイヤベースもアクアパッツァと同様にスープ仕立てにした魚料理ですが、この2つには一体どんな違いがあるのでしょうか。1番の大きな違いとして挙げられるのが、使う食材の量にあります。
本格的なブイヤベースのレシピでは「最低でも4種類以上の魚介を使用する」のに対し、アクアパッツァでは使用する魚と貝は1種類ずつのみ。またブイヤベースは香味野菜もふんだんに使用していますが、アクアパッツァではトマトやオリーブ、パセリが一般的で、非常にシンプルです。
アクアパッツァはシンプルな魚の煮込み料理!
ひと口にイタリア料理と言ってもその特色はさまざまです。アクアパッツァはまさに港町にふさわしいシンプルで洗練された魚料理。家庭でも簡単に作ることができるのでぜひ試してみてくださいね。
※画像はイメージです。
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