「水菓子」とはどんなもの?和道一筋がわかりやすく解説!

皆さんは「水菓子」と聞いて何を思い浮かべますか? 皆さんが思い浮かべるものは、本来の水菓子ではないかもしれません。

この記事では和道一筋が意外と知らない水菓子の本来の意味や特徴について解説していきます。

そもそも「水菓子」とは?

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水菓子と聞くと、ゼリーや水羊羹などを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。むしろ今ではその認識が一般的かもしれません。

しかし、昔は菓子といえば果物のことを意味していました。そのため、本来の水菓子とはゼリーや水羊羹のことではなく、果物のことを指すんです。

その歴史は室町時代にまで遡り、当時すでに「水菓子」として、果物を出す献立が登場していました。今のように「菓子」が甘い食べ物を指すようになったのは、実は江戸時代の頃からなんです。

水菓子の扱い方とは?

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水菓子は簡単に用意できると言って見習いの人に切らせる場合がありますが、実は水菓子の扱いには細かい決まりがあり、決して簡単ではありません。

例えば、メロンはワタを付けたまま出す、梨は有の実包丁(半分にしてからそれを3等分し、その後1回の包丁で皮を剝きとる方法)で切る、上質なブドウやイチゴは洗う必要はない、など様々な決まりがあります。

また、包丁の洗い方が不十分だったりまな板の匂いが移ったりすれば、大失敗につながってしまいます。ですから、扱い方をしっかり教えてからでないと水菓子の用意は任せられないのです。

水菓子は果物のこと!

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水菓子とはゼリーや水羊羹のことではなく、本来は果物のこと。

その扱い方は細かく決まっており、水菓子を用意するのが簡単ではないことがわかりますね! もし日本料理店で水菓子を目にしたら、ぜひそういったところにも注目してみてくださいね。

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※「よくわかる日本料理用語辞典」に掲載した内容を再編集しています。