ひきわり納豆とはどんなもの?普通の納豆との違いは?和道一筋がわかりやすく解説

皆さんはひきわり納豆を食べたことがありますか?市販されている納豆の中でも、ひきわり納豆の割合は7~8%と少し珍しいかも?一般的に食べられている「糸引き納豆」とは味わいも異なるんですよ。

この記事では和道一筋が、ひきわり納豆の特徴や普通の納豆との違いをわかりやすく解説していきます。

そもそもひきわり納豆とは?

画像素材:iStock

そもそも納豆には4種類あります。その中で一般的によく食べられている、大粒や小粒の納豆は「糸引き納豆」。他にも糸引き納豆に麹菌や塩を加えて発酵熟成された「五斗納豆」や、黒っぽい見た目をして糸を引かない「寺納豆」などがあります。

画像素材:iStock


そしてひきわり納豆は、大きく完熟した大豆をひき臼のような装置で引いて砕いた大豆を原料にして、皮を取り除いてから納豆菌を付けて発酵させる納豆なんですよ。

糸引き納豆は粒の形なので、豆のふっくらとした食感を楽しむことができます。一方でひきわり納豆は砕いて発酵されているところから、発酵による栄養素が多くなり、うまみを強く感じられるんですよ。

ひきわり納豆の栄養価とは?

画像素材:写真AC

糸引き納豆とひきわり納豆は、製造方法の違いによって含まれている栄養素が変わってきます。ひきわり納豆は皮を取り除いているので食物繊維は少なめかと思いきや、その差はわずか。骨の健康を保つ役割を持つビタミンKが豊富なんですよ。

ひきわり納豆の歴史とは?

画像素材:iStock

ひきわり納豆は実は東北でよく食べられているのですが、その中でも秋田が発祥の地と言われています。今から900年以上前のこと、合戦での遠征中に馬の背に乗せた、俵詰めにした煮大豆を開けてみたところ、大豆が糸を引いていました。

当時は他に食べられる食材もなくおそるおそる口にしたところ、意外にも美味しかったところから納豆が誕生したんですって。

ひきわり納豆とは、大豆を砕いて皮を取ってから発酵させる納豆のこと!

画像素材:写真AC

ひきわり納豆とは、大きく完熟した大豆をひき臼のような装置を使って砕き、皮を取り除いてから納豆菌をつけて発酵させた納豆のこと。糸引き納豆と食べ比べて違いを楽しんでみてはいかがでしょうか?

※画像はイメージです。