ラーメン屋の味玉のルーツは?ラーメンマニアが考察

ラーメンの人気トッピングといえば、煮玉子。ところで、この人気トッピングは、どうやって生まれたのでしょうか?

ここではラーメンに関する本を多く出版してきたラーメンマニア編集部が煮玉子のルーツを考察してみました。ラーメンに詳しくなりたい人におすすめ!

ラーメン屋の煮玉子のルーツはどこ?

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煮玉子といえば、醬油や醬油ダレで、殻をむいた茹で玉子を煮たもの。ラーメン屋において、煮玉子は基本中の基本のトッピングですが、なぜラーメンに煮卵を入れるようになったのでしょうか?

このルーツは台湾にあると考えられます。そもそも台湾では、担仔麵(ターミィミェン)と呼ばれる小ぶりの麵に、好みで茹で玉子を醬油で煮たものをのせて食べる漬蛋担仔麵(シェンタンターミィミェン)といわれる料理があります。こうした麵を日本のラーメンにも取り入れ、「煮玉子」として登場させたのではないでしょうか?

ラーメン屋の煮玉子は台湾の麺を参考にした?

諸説ありますが、煮玉子に関しては台湾の麺料理がルーツであることが考えられます。そして、今や日本のラーメンは世界に広がり、ラーメンのお供として煮玉子は大人気。醬油がしみた白身と黄身の風味、歯応えの変化が、女性にも好まれています。

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※MOOK「料理と食シリーズNo.24 最新人気のラーメン」に掲載した内容を再編集しています