魚醤とはどんなもの?おすすめの使い方は?フードマニア編集部がわかりやすく解説!

皆さんは魚醤という調味料をご存じですか?魚を発酵させて作る調味料のことで、代表的なものとしてタイの「ナンプラー」が挙げられます。

この記事では魚醤の特徴やおすすめの使い方について、フードマニア編集部がわかりやすく解説していきます。

そもそも魚醤とは?

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魚醤とは、生の魚を塩で漬け込んで発酵させる、魚のうまみ成分をぎゅっと詰めた調味料のこと。原料は生の魚と塩だけですが、その味わいは複雑で濃厚。独特の風味があるため、苦手な方も少なくありません。しかし、他の調味料にはない味わいで、料理に塩辛さや濃厚なうまみを与えてくれるんですよ。

代表的なものに、タイの「ナンプラー」が挙げられます。ナンプラーについては別の記事で詳しく紹介しているので、ぜひこちらも読んでみてくださいね。

日本の魚醤の特徴は?

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日本の魚醤には、「日本三大魚醤」と呼ばれる魚醤があるんです。

まずは「いしる」。原材料はイワシやサバ、イカの内臓。能登半島の名産品で、発酵期間が長いので濃厚で芳醇な香りが特徴です。

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「しょっつる」は秋田県で多く水揚げされるハタハタやイワシを発酵させたもので、魚醤の中でもマイルドで使いやすいのが人気です。「いかなご魚醤」はイカナゴを使った魚醤、香川県で作られていましたが、昭和30年以降に生産量が激減。近年は讃岐の名産として復活したんですって。

魚醤のおすすめの使い方は?

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魚醤は元は塩と魚で作られた調味料なので、塩の代用品として使うことができます。濃厚なうまみをもつ魚醤は少量加える隠し味にもぴったりで、チャーハンなどの味付けにしたり鍋のだしにしてみたり、煮込んでスープにするのもおすすめです。

魚醤の独特の香りが苦手という方は、冷奴や刺身につけるなど、加熱せずにそのまま使っても美味しいですよ。

魚醤とは、塩と生の魚を発酵して作られる調味料の一種のこと!

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魚醤とは、生の魚を塩で漬け込んで発酵させる調味料のことで、魚のうまみ成分がぎゅっと詰まっているんですよ。炒め物や鍋のスープ、刺身など様々な用途があるので、ぜひ魚醤を使ってみてはいかがでしょうか?

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