ナンプラーとはどんなもの?おすすめの使い方は?フードマニア編集部がわかりやすく解説

みなさんはナンプラーをご存じですか?普段から使われるものではないので、聞きなれないという方も多いはず。そんなナンプラーとはいったい何者なのか、どんな料理に使われるのか、気になりますよね。

そこでこの記事では、フードマニア編集部がナンプラーの特徴と使い方についてわかりやすく解説していきます。

そもそもナンプラーとは?

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ナンプラーとは、タイで作られている魚醤(ぎょしょう)のこと。イワシを大量の塩で漬け込み、発酵させてできるもので、しょうゆに比べれば薄く透き通った琥珀色をしており、うま味が凝縮されていて香りも濃厚。生臭いような独特な香りが苦手な方もいらっしゃるかもしれませんね。けれど、魚の濃厚な香りが料理に深いコクを与えてくれますから、タイ料理では欠かせない調味料の一つとなっています。

味の特徴としては、まず塩辛さがあげられます。醤油の塩分濃度が16~18%であるのに対して、ナンプラーの塩分濃度は21~23%。刺身につける醤油のように使うには、少し塩辛いですね。

醤油のようでいて、風味の中に発酵した魚のうま味が凝縮されているナンプラー。生臭さが苦手という方は、加熱処理すると香りが弱まるので、炒め物やスープなどに使うとよいですよ。

ナンプラーの使い方は?

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ナンプラーの使い方としては、まずタイ料理が挙げられます。エスニック料理の代表格である「トムヤムクン」や、「ガパオライス」などにも使われていますよ。気軽にタイ料理を作ってみたい方にお勧めです。

ナンプラーは日本の醤油と近しいと考えれば、和洋中の料理の隠し味として入れてもおいしいですよ。炒め物や煮物がアジアン風に早変わりします。

ナンプラーとは、タイ料理には欠かせない濃厚でくせのある魚醤のこと!

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ナンプラーとは、日本でいう醤油のようなものですが、魚を発酵させて作られるため、魚の凝縮された濃厚な旨みを存分に楽しむことができます。独特の香りはありますが、タイ料理をはじめとする様々な料理の隠し味になりますから、興味のある方はぜひスーパーなどで探してみてくださいね。

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