シュウマイを美味しく作るポイントは?フードマニア編集部がわかりやすく解説!

シュウマイは人気のある点心の一つ。お弁当のおかずにする方も多いのではないでしょうか。子供から大人まで楽しめるシュウマイですが、より美味しい作り方は必見です!

この記事ではシュウマイの特徴や美味しく作るポイントについてフードマニア編集部がわかりやすく解説していきます。

シュウマイの種類は?

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シュウマイは中国で餃子と並んで人気の高い点心。もともとは北方で食べられていた料理が中国各地で発展したもので、現在ではそれぞれの地域に名物のシュウマイがあるほど広く親しまれています。例えば、浙江地方(せっこうちほう)には、蒸した米を詰めた「上海焼売(糯米焼売)」や、ほうれん草を使った「翡翠焼売(フェイツイシャオアイ)」。広東では「牛肉焼売」や「乾蒸焼売」などが有名です。

また、点心料理が中心の飲茶では、小ぶりの蒸籠に入れてそのまま蒸したものを熱々の状態で提供するところが多く、肉汁のジュワッとした味わいが楽しめます。ちなみに焼売は「焼麦(シャオマイ)」と書かれることもあり、麦は小麦粉のことを表しているんですよ。

シュウマイを美味しく作るポイントは?

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一般的にシュウマイは豚肉が使われていて、肉の旨味と食感を活かすのが美味しく作るコツ。まず、肉の旨味を活かすには、肩ロース肉やもも肉など、適度に柔らかく肉の旨味がある部位が向いています。

また、肉の赤身に対し、脂身を2~3割ほど含んだものを使うと、しっとりとしながらも適度な歯ごたえのある仕上がりに。さらにワンランク上の調理を目指す方には、肉は挽肉ではなく、肉の塊を用意してみるのもおすすめ。肉の繊維に対して直角に薄切りをしてから細切りにし、粗みじんに切ると食べ応えが加わります。

シュウマイは包み方も大切で、あんは皮を包み込むようにぴったりと詰め、皮との間には隙間ができないようにするのが重要。すき間があると、蒸して加熱したときに肉が収縮し、あんと皮の間に水が入り込むため水っぽくなってしまいます。

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また、蒸すときには複数の点心を等間隔に並べ、水蒸気が均一にまわるようにします。この際、強火にして十分に蒸気のあがった蒸籠で一気に蒸し上げ、余分な水滴がシュウマイにつかないようにするのもポイントです。蒸し方が弱いと蒸籠の中の温度が下がり、水蒸気が冷えて水滴となりシュウマイが水っぽくなってしまうので注意しましょう。

シュウマイは作り方にコツがある!

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中国にはさまざまな種類のあるシュウマイですが、使う肉の部位や包み方、蒸し方で風味が変わるのが特徴です。皆さんもお家で作る際はぜひ参考にしてみてくださいね。

※画像はイメージです。
※「中国料理の調理技術〈麺・点心編〉」に掲載した内容を再編集しています。