ムツの刺身とは?旬の時期も含めてすしマニアが解説

刺身で食べると絶品のムツ。ところで刺身で利用するムツとはどのようなものでしょうか?

ここではすしに関する本を多く出版してきたすしマニア編集部がムツの刺身について旬の時期などを入れつつ解説していきます。刺身に詳しくなりたい人におすすめ!

刺身として食べるムツとは?

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ムツ科ムツ属には、ムツとクロムツがありますが、一般的なのはクロムツです。ムツは幼魚の頃は岸の近くで育ち、成魚になると深度300~400mの所に移り棲み、産卵期だけ岸の近くに上がってくるのが特徴。三陸では陸奥守(むつのかみ)の伊達公をはばかって、ムツと呼び捨てにはできないと、六の魚(ろくのうお)や沖六(おきろく)とも呼びます。

刺身は薄いそぎ切りが美味しく、他には生姜を少し加えた甘辛煮にするのもおいしいです。明治の食通、村井弦斉氏は『食道楽』(明治37年刊)の中で「フライにすると味が軽くなって上品になる」と語っています。特に脂肪分が落ちる時期はフライにするのがおすすめ。

ムツの旬はいつ?

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ムツは脂がのっておいしくなる冬が旬です。4月から5月のころは脂が落ちてさっぱりとした味になります。

ムツの旬は冬!

ムツはクロムツが一般的で、脂がのる冬が旬になります。特性や旬などについて知っていれば、ムツの刺身もより深く楽しむことができますよ!

※画像はイメージです
※MOOK「料理と食シリーズNo. 22 刺身」に掲載した内容を再編集しています