“イタリアン”な冷やしラーメンとは?江戸川橋『中華蕎麦 きみのあーる』

ラーメンといえば中国が発祥で、イタリアのパスタとはまた違った方向であるというのは明白。最近はイタリアンの技術を取り入れられたラーメンも多く登場していますが…その中でもイタリアン風の冷やし麺を出すお店が江戸川橋にあります!

今回は冷やし麺マニアの冷やし麺’s ナンノが「中華蕎麦 きみのあーる」さんの「冷製・塩」をご紹介!

『きみのあーる』飯田橋の人気店の味を引き継ぐ店

こちらは「冷製・醤油」。コクたっぷりの定番冷やしメニュー

『きみのあーる』はかつて飯田橋で人気あった『中華そば きみの』の常連さんが味を引き継いだ店。定番メニューであった「冷製」もレシピを変えずに提供しているのです。この店における「冷製」とは冷やしラーメンのことで、冬でも出すほどの人気があった伝説のメニュー。先代が店を閉める際に、そのレシピをすべて教えてもらったので、かつての常連さんも通うほどの再現性。

定番の「冷製・醬油」は、2種類の宮城産醬油で作る醤油ダレを合わせた深みのある一杯。冷やしメニューであるため、スープの色が黒くならないように醤油は色見が淡いものを選択しています。合わせるスープは、大山鶏をベースに、野菜とカツオ節、煮干し、昆布、椎茸を炊いたもので、冷やしなのにコクがたっぷり!

「特製・塩」はイタリアとラーメンのフュージョン!

「冷製・塩」はまるでパスタのようなビジュアル!

「冷製・醤油」と並ぶ人気だったメニューが「冷製・塩」。これは先代の女将がイタリア旅行の際に食べた、ご当地パスタである「カッペリーニ」をモチーフにした独特の冷やし麺です。生ハムがのった塩ラーメンはパスタを使っていないのに、パスタのような風格!特に女性客に人気が高いそう。

塩気が強い塩、ミネラルの多い塩など、各地の塩を4種類組み合わせて塩ダレにしています。塩味の中の旨味を生かし、全体的にまろやかに仕上がりに。麺は全粒粉入りで独特のさらっとした食感が特徴。こちらは「特製」というトッピング増しのメニューで、オリーブオイルに漬け込んだ生ハムが5~6枚、ミニトマト、白ねぎ、レタスが入った豪華な内容になっています。

伝統あるイタリア風冷やしラーメンは爽快な一品!

見た瞬間に「ラーメン」という概念が崩れ落ちそうな麺ですが、食べてみると意外!和風の冷やし塩ラーメンの味わいなので驚きです。そして、チャーシュー代わりに生ハムというのもまたおしゃれ。こちらの冷製は夏でも冬でもおいしくいただけるので、ラーメンの気分でもイタリアンの気分でもない日に試してみるのはいかがでしょうか?

中華蕎麦 きみのあーる

住所 東京都新宿区西五軒町13-3
営業時間 11:00~14:30 17:30〜21:00
定休日 日曜日
  ※記載のデータは取材時のものです。