ジュレとどんなもの?ゼリーとの違いは?ふれんちハンターが分かりやすく解説
突然ですがあなたはジュレとゼリーの違いを説明できますか?今やフランス料理だけでなく和食など広い分野で使われているジュレ。キラキラと料理を彩り、夏にもピッタリな一品です。
ここではふれんちハンターがジュレについて解説していきます。意外と知らないジュレの秘密に迫ります。
ジュレとゼリーの違いは?
実は「ジュレ」とはゼリーのフランス語。そのためジュレとゼリーに明確な違いはありません。
ただ日本におけるジュレとは、私たちが一般的に思い浮かべるゼリーよりも水分が多くとろっとした食感。レストランなどではソースの代わりとしてジュレが使われることもあり、食感や見た目にも華やかさをプラスしてくれます。
またゼリーはデザートとしてのイメージが強く、甘い味付けが多いのに対して、ジュレはデザート以外のお皿にも広く使用されるため味付けもさまざま。特に夏場はその爽やかさからジュレがけの冷前菜がよく登場します。
ジュレ(ゼリー)の歴史
意外かもしれませんが、実はゼリーの原型である煮凝りはローマ時代から存在していたと言われています。ゼリーを作る上で欠かせないゼラチンは肉や魚からとれるゼラチン質から作られていて、それが製菓用として使われるようになったのは18世紀末頃のこと。
当時はゼラチンを使ったゼリーが主流でしたが、現在ではペクチンや寒天など植物由来のものも使われ、様々なゼリーが楽しめるようになりました。
ちなみにカロリーが低いのは寒天ですが、口溶けの良さはゼラチンの方が上。ジュレを作るならゼラチンのほうが向いているかもしれませんね。
ジュレって家でも簡単に作れるの?
「高級店で出るもの」という印象があるジュレですが、その作り方は簡単。ほとんどゼリーを作るのと変わらず、ゼラチンや寒天で固めて作ります。
ゼリーと違う点は、ゼラチンの割合が少なく固まったものをフォークなどでクラッシュしている点。 ポン酢やワインなど身近なものをジュレにしてかけるだけで、いつもの料理に高級感が出るので是非試してみてくださいね。
ジュレとゼリーは同じもの!
ここまで述べてきたように、海外ではジュレとゼリーに明確な違いはありません。ただ日本では一般的に、柔らかく流動性のあるものをジュレ、つるっと弾力のあるものをゼリーと呼ぶので、使い分けてみてくださいね。
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