ネパールカレーとは?その歴史を併せてカレーマニア編集部が徹底解説
インドと国境を接する国、ネパール。そこで生まれたカレーは、見た目こそインドカレーと非常によく似ていますが、実は食べ方や味などが大きく異なります。
この記事では、カレーに関する本を出版しているカレーマニア編集部が、ネパールカレーの魅力やその歴史を解説していきます!
そもそもネパールカレーとは?

ネパールカレーは、一般的にスープ状でサラサラとしているのが特徴。具材はさまざまですが、レンズ豆を使った豆カレーが代表的です。見た目こそ隣国インドのカレーとよく似ていますが、実際はインドカレーよりもシンプルかつさっぱりとした後味が魅力。さらに、スパイスカレーの中でも比較的マイルドなので、辛いものが苦手な人でも食べやすい料理です。
本場ネパールでは豆を意味する“ダル”という名前で呼ばれていて、お米を意味する“バート”と一緒に食べることから“ダルバート”という名前で親しまれています。
また、このダルバードに必ずといっていいほどついてくるのが「タルカリ」という、野菜を中心としたカレー味のおかずと、「アチャール」という漬物。これら4つを一つのセットとして、ネパールでは平均1日2回食べられています。日本でいう定食をイメージすると分かりやすいですよ!
インドカレーとの違いをご紹介

では、インドカレーとの違いは一体どこにあるのでしょうか?まず一つ言えるのは、インドカレーはナンと一緒に食べるのが一般的ですが、ネパールカレーは日本同様、ご飯の上にかけて食べる傾向にあります。
二つ目は、それぞれのカレーの旨味。インドカレーがスパイスをふんだんに使用し、しっかりとした辛さと複雑な香りを楽しめるのに対し、ネパールカレーはサラサラとしたマイルドな風味が持ち味です。そのため、辛いものが苦手な人にもオススメな、ヘルシーなカレーなのです。
ネパールカレーはご飯と一緒に食べるヘルシーなカレー!

日本と同様、お米と一緒に食べるのが一般的なネパールカレー。濃厚な味わいが特徴のインドカレーとは異なり、さっぱりと食べられるので、暑い夏にもぴったりです!インドカレー屋さんなどで見かけた際には、注文してみてはいかがでしょうか?
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