輸入牛肉とは?外国産はどこの国から輸入している?焼肉マニアが解説
安価でお手軽に味わえる輸入牛肉。ところでこの輸入牛肉はどこの国から輸入していてどんな種類があるのでしょうか?
ここでは焼肉に関する本を多く出版してきた焼肉マニア編集部が輸入牛肉について解説していきます。焼肉に詳しくなりたい人におすすめ!
近年の輸入事情
日本の外食産業は長い間、アメリカとオーストラリアからの輸入牛肉に支えられてきました。アメリカ産とオーストラリア産の牛肉は、現在も日本の牛肉市場において大きなシェアを誇っています。特にオーストラリアは世界最大の牛肉輸出国として、日本においても信頼度は高いですね。この他、シェアは小さいですが、ニュージーランドを始め、カナダからも日本は牛肉を輸入しています。
焼肉店では、和牛をメインに使う焼肉店がある一方で、輸入牛肉を上手に活用して「安く、おなかいっぱい食べられる」魅力を打ち出した焼肉店もあります。それぞれに魅力があり、焼肉店の売り方の選択肢を広げる役割を果たしているのが輸入牛肉と言えます。
輸入牛肉にもさまざまなタイプがある
輸入牛肉を使うメリットは価格の面だけではありません。余分な脂やスジが取り除かれている規格を使えば作業効率も高いのです。
品質の点でも、やわらかい肉質を好む日本人の嗜好に合わせて肥育された牛肉が多く輸入されています。オーストラリアでは、牧草で育てたグラスフェッドビーフだけでなく、穀物飼料で肥育したグレインフェッドビーフを日本に輸出しています。グレインフェッドビーフは、サシが入った肉質のおいしさを味わえ、アメリカから輸入しているのもグレインフェッドビーフ。
一方で、最近は赤身肉の注目も高まっています。そうした中で、「ニュージーランド牧草牛」などの赤身肉も焼肉メニューの素材として可能性が広がっています。
輸入牛肉の種類
■グレインフェッドビーフ
穀物を与えて肥育された牛肉。牧草で育てた後に、肥育場で穀物を与えて肥育します。穀物を与えることで肉にサシが入りやすく、日本人向けのグレインフェッドビーフが、オーストラリアやアメリカから日本に輸出されています。
■グラスフェッドビーフ
牧草飼育による牛肉。グレインフェッドビーフのようなサシは入りませんが、肉の味をストレートに味わえる赤身ならではの魅力があります。日本でも赤身肉が人気拡大の傾向にあり、注目されています。
輸入牛肉は安価で幅広いメニュー作りにぴったり!
焼肉屋では、国産牛肉をメインにしながら、輸入牛肉もバランスよくメニューに活用する……そんな店も少なくありません。今後も輸入牛肉は、焼肉店にとって重要な役割を果たしていくでしょう。
※画像はイメージです
※「焼肉メニュー事典」に掲載した内容を再編集しています
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