カルボナーラとはどんなもの?本場では生クリームを使わない!?ボ~ノ・イタリア~ノがわかりやすく解説
パスタソースと言えば?と問われたら、カルボナーラを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。そんな王道のパスタソースであるカルボナーラ。実は日本のカルボナーラは、本場イタリアのものとは違うってご存じでしたか?
この記事ではボ~ノ・イタリア~ノが、気になる日本とイタリアでのカルボナーラではどんな違いがあるのかを分かりやすく解説していきます。
そもそもカルボナーラとは?
ここでは日本でよく食べられているカルボナーラについてご紹介。卵とチーズがベースの、乳白色のソースがとろりと濃厚で、黒コショウがアクセントのパスタソースです。生クリームを使うことで、おうちでも簡単にクリーミーに仕上げることができるんです。
カルボナーラの語源には諸説あり、最も有力な説として「炭焼き職人(Carbonara)」が語源になったというものがあります。
その中でも、「仕事の合間に炭焼き職人がパスタを作ったところ、体についていた炭の粉がパスタの上に落ち、その炭を黒コショウに見立てた」という説や、「炭焼き職人がよく作っていたから」、などさまざまな説があるんだとか。
日本とイタリア、カルボナーラの違いは?
では、日本と本場イタリアのカルボナーラはどう違うのでしょう?まず最も異なる点は、イタリアのカルボナーラには生クリームを入れないということ。生クリームではなく、卵とチーズの力でソースにコクを出し、卵黄の濃厚な風味を生み出すんです。
使用するパスタは日本ではお馴染みのスパゲッティではなく、ショートパスタ。チーズにもこだわりがあり、「ペコリーノ・ロマーノ」という羊乳のチーズを使います。お肉はベーコンよりも豚の頬肉「グアンチャーレ」を使用し、黒コショウは粗びきに。仕上げにソースをパスタと絡めるときにも、鍋で混ぜ合わせるのではなく、卵黄とチーズをボウルで混ぜ、そこに茹で上がった麺を加えて手早くソースを絡めるのだとか。
どうして日本のカルボナーラは、本場のものとここまで違うのか?それは、イタリア発祥のカルボナーラが、一度アメリカに渡ってから、日本に広まったからなんです。イタリアに駐屯した米軍がローマでカルボナーラを食べたことがきっかけとなり、そのあと、アメリカ風のアレンジをされたカルボナーラが日本に伝来し、それが主流になったんだとか。
日本と本場イタリアのカルボナーラにはこんなにたくさん違いがあった!
日本では生クリームでクリーミーに仕上げるカルボナーラ。けれど本場イタリアでは生クリームは使わず、卵とチーズの濃密な味わいを楽しみ、肉やチーズ、ソースの絡め方にもこだわりがあるようです。専門店などでぜひ、本場イタリアのカルボナーラも食べてみてはいかがでしょうか?
※画像はイメージです。
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