ジュンサイってどんなもの?ゼリー状の膜の正体は?お宝食材探検隊がわかりやすく解説!
つるつるとした食感が特徴的なジュンサイ。一体どんな場所に自生しているのか、ぬめりの正体は何なのか、気になったことがある方も多いはず。
この記事ではお宝食材探検隊が、ジュンサイの特徴やヌメりの正体について解説していきます。
そもそもジュンサイとは?
ジュンサイとは、全体がぬるぬるとしたゼリー状の膜で覆われている、水草の一種。水深80cm~1mほどの淡水の沼や池に根を張り、日本では北海道や本州の幅広い地域に生息しています。
そのつるつるとした食感が楽しめるよう、和え物や吸い物に使われることが多く、食用となるのは葉が開く前の蕾の状態。旬を迎える4月~6月には、沼に木舟を浮かべて手作業でジュンサイを収穫する光景が見られる地域もあります。とりわけ秋田県がジュンサイの名産地として知られていて、一般的に水煮のものがお店などに出回ります。
プリプリとした膜の正体は?
ここで気になるのが、全体を覆う膜の正体。実はこれ糖類とたんぱく質から成る多糖体によるもの。ジュンサイの若い茎や芽は、このぬめり成分である多糖体を分泌する性質があり、私たちは普段このぬめりごと食べているというわけです。
昆布などをカットするとぬめり成分が出てくると思いますが、あれも同様に多糖体の働きによるものなんですよ。
ちなみにジュンサイはその成分のほとんどが水で、ヘルシーな食材として知られています。ゼリー状の膜には、胃粘膜の強化や胃炎の予防効果、感染症の予防にも効果が期待されています。
ジュンサイとはゼリー状の膜が特徴的な水草の一種!
つるつるプリプリとした食感が魅力のジュンサイ。食感のアクセントになるのはもちろんのこと、栄養面でもさまざまな効果が期待されています。春から夏にかけてがジュンサイの旬。ぜひ日本料理店などに訪れた際は、ジュンサイを使った料理を楽しんでみてくださいね。
※画像はイメージです。
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