ベトナムコーヒーとはどんなもの？なぜ練乳を入れるの？カフェレス子がわかりやすく解説！

通常のコーヒーと異なり、コンデンスミルク(練乳)をたっぷりと入れることで知られるベトナムコーヒー。そもそもなぜそんなに甘い味付けが施されているのか、考えたことはありますか？

この記事ではカフェレス子がベトナムコーヒーの特徴や、コンデンスミルクを入れる理由などについて解説していきます。

そもそもベトナムコーヒーとは？

ベトナムコーヒーとは、ミルクの代わりにコンデンスミルク(練乳)を加えたコーヒーのこと。通常の砂糖入りコーヒーよりも甘く、独特の濃厚な甘さが特徴です。一年を通して気温の高いベトナムでは、氷の入ったグラスに注いでアイスコーヒーとして飲まれることがほとんど。

しっかりと混ぜないと底にコンデンスミルクが沈殿して、前半は苦く、後半は甘すぎるという事態になるので、注意が必要です。

なぜコンデンスミルクを入れるの？

実はブラジルに次いで世界で2番目にコーヒー豆が採れるベトナム。コーヒー豆の生産に適した熱帯・亜熱帯地域にあることから、フランスの統治下にあった19世紀から豆の生産が始まりました。
しかし、品質が高いとされるアラビカ種は気候などの栽培条件が合わず、ベトナムでは現在もロブスタ種が全体の生産の9割以上を占めています。

栽培が容易なロブスタ種ですが、強い苦味があるのが特徴で、ベトナムではそんな苦みを抑えるためにコーヒーにコンデンスミルクを入れるようになったと言われています。

日本ではコーヒー豆の生産国と言うとブラジルやコロンビアを思い浮かべる人が多いかと思いますが、実は缶コーヒーやコンビニのコーヒーにはベトナム産のロブスタ種がブレンドされています。そのままだと飲みにくい品種ですが、アラビカ種と合わせることで、重厚な味わいに仕上げることができます。

ベトナムコーヒーとはコンデンスミルクを加えた甘くて濃厚なコーヒーのこと！