「あら」とはどんなもの?あらを使った料理はなにがある?和道一筋がわかりやすく解説!

スーパーでもよく目にする魚の「あら」。あらが何なのかよくわからずに通り過ぎている人もいるのではないでしょうか。

ここでは和道一筋があらの特徴や、あらを使った料理について解説していきます。

そもそも「あら」ってなに?

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あらとは、魚の中骨やヒレ、すだれ骨(3枚におろした時に腹部に残っている骨)、頭のことを指します。

上身以外のすべてがあらだとされる場合も多いのですが、正確にはウロコや内臓、エラはあらには含まれません。また、魚の種類である「アラ」とも違うものです。

アラの調理法とは?

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まずは魚のウロコや内臓、エラを取り、水洗いして身をおろします。その状態から上身と下身を外して残った部分があらです。

うろこや骨の間などに血がついていて生臭さのあるあらは、くさみを抜くための下ごしらえが重要になります。

くさみを抜くためには、「湯振り」をしたり、塩を当てるなどの方法があります。

湯振りとは、お湯に通してから魚のウロコを立たせてウロコの取り残しを防ぐ手法です。

まず、材料をいったん振りザルに入れ、湯に通して表面を熱で固めたら、すぐに氷水に入れてウロコを洗いましょう。

あらはどんな料理にするのが最適?

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あらは煮付けや汁物にしたり、油で揚げて食べるのが一般的です。

手頃な価格の上に、栄養価やうまみも多く含まれている部位ですから、下ごしらえがしっかりできていれば料理も美味しく仕上がるでしょう。

あらと聞くと粗煮を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、実は粗煮は煮魚を煮る手法の一つで、必ずしもあらを使った料理ではないんです。

あらは下ごしらえで美味しく!

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あらは魚の中骨やヒレ、すだれ骨、頭のこと。栄養価が高くて美味しいのにお手頃で、まさに一石二鳥ですね。

美味しく食べるには、くさみを取る下ごしらえをしっかりしましょう。

皆さんもぜひ、あらを使った料理に挑戦してみてはいかがでしょうか。

※画像はイメージです。
※「よくわかる日本料理用語辞典」に掲載した内容を再編集しています。