チャパティとナンの違いとは?カレーマニア編集部が徹底解説

ナンによく似た食べ物、チャパティ。日本ではあまり見かけない料理ですが、実は本場インドでは、カレーといえばチャパティというほど普及している食べ物なのはご存知でしたか?

この記事では、カレーに関する本を出版しているカレーマニア編集部が、チャパティの魅力や、ナンとの違いを解説していきます!

そもそもチャパティとは?

画像素材:iStock

チャパティとは、全粒粉の小麦粉や水、塩で作られた生地を円形状に薄く伸ばし、鉄板やフライパンなどで焼き上げたパンの一種。パンでありながらも発酵を必要としない点や、少ない材料で手軽に作れるところから、北インドでは主食の一つとして親しまれています。
もちろん、インド料理の定番であるカレーとの相性も抜群!ほどよい噛み心地とシンプルな小麦の風味が、カレーの旨味をしっかりと引き立ててくれます。

実はチャパティのルーツは紀元前4000年に遡るとも言われていて、長い間人々の生活と密接していた歴史ある食べ物なのです。

ナンとはどう違うの?

画像素材:iStock

一見よく似ているチャパティとナンですが、実は原材料や作り方、必要な調理器具が大きく異なります。
小麦粉とバター、卵などをふんだんに使い、しっかり発酵させたのち「タンドール釜」でじっくりと焼きあげるナンに対し、チャパティの原料は全粒粉、水、塩と至ってシンプル。さらに発酵の手間もない上、鉄板やフライパンで手軽に作ることができます。

ナンよりも圧倒的に手軽に、かつ手頃に作ることができるので、インドではナンは外食で食べる物、チャパティは日常的に食べる物と考えられています。

チャパティとナンの違いは材料!

画像素材:iStock

ふわふわでモチモチとした食感のナンとは異なり、しっかりとした食感とダイレクトな小麦の風味が楽しめるチャパティ。その手軽さから本場インドではナンよりも身近な存在として定着しています。少ない材料で手軽に作ることができるので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?

※画像はイメージです