チャツネとは?歴史を併せてカレーマニア編集部が徹底解説

インド料理の必需品と言っても過言ではないチャツネ。まだまだ日本では珍しい調味料ですが、一体どんなものなのでしょうか?

この記事では、カレーに関する本を出版しているカレーマニア編集部が、チャツネの魅力や由来を解説していきます!

そもそもチャツネとは?

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チャツネとは、果物や野菜を香辛料に漬け込んで作る調味料のこと。ペースト状のものからジャム状のものまで、漬け込む時間や具材によって見た目も大きく異なります。

また、香辛料の分量や種類によって味がガラッと変わるのも、アレンジの幅が広いチャツネならでは。しっかりとした甘さのあるものから、ピリリとスパイスの効いたものまで、さまざまな風味が楽しめますよ。特にマンゴやアップル、バナナなどを、ミントやココナッツミルク、チリペッパーなどで漬け込むのが定番で、カレーとの相性も抜群です。

西アジアや南アジア、欧米など幅広い地域で愛されていますが、その中でもインドは、チャツネが食文化に密接に結びついた国の一つ。調味料としてだけでなく、ナンの付け合わせやサラダのドレッシングとしても親しまれていて、インド料理に欠かせない食品なのです。

チャツネの歴史

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チャツネの歴史は古く、発祥の地や時代は定かではありません。しかし、もともとは東南アジアで発祥し、インドを経由してイギリスに伝来したという説が一般的です。今では調味料や薬味としての側面が強いチャツネですが、当時のイギリスでは保存食として用いられることも多かったようです。

日本でチャツネが作られるようになったのは1911年のこと。関西の企業で開発されたのをきっかけに、本格的に国内での製造がスタートしました。

チャツネはフルーツを煮込んで作られた調味料の一種。インド料理には必須!

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果物や野菜をスパイスに漬け込んで作るチャツネは、インド料理に欠かせない食品の一つ。近年ではスーパーやオンラインストアなどで見かける機会も増えてきているので、見かけた際は手にとってみてはいかがでしょうか?

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