見た目はコーヒーゼリー!?台湾スイーツの「仙草ゼリー」とは?お菓子マニア編集部がわかりやすく解説

中華料理店のデザートメニューなどでも見かけるようになった仙草ゼリー。気になってはいるけど得体が知れなくて注文したことがないという人も多いのではないでしょうか。

この記事ではお菓子マニア編集部が気になる仙草ゼリーの特徴や、その魅力について解説していきます。

そもそも仙草ゼリーとは?

画像素材:写真AC

仙草ゼリーとは台湾で昔から食されているスイーツの一つ。コーヒーゼリーのような黒い見た目が特徴で、センソウと呼ばれる植物から作られます。

センソウとは中国医学では漢方の原料としても使われるシソ科の植物。乾燥させて黒くなった茎や葉を重曹と一緒に煮込み冷やすことで、ペクチンなどの食物繊維が溶け出し、ゼリー状に固まります。

味はやや苦みがあるため、食べる時にはシロップなどをかけるのが一般的です。なめらかな食感が特徴で、香草の香りがふわっと広がる夏にぴったりのスイーツです。

仙草ゼリーに含まれる栄養は?

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漢方の原料としても親しまれるセンソウ。本場台湾では仙草ゼリーは健康食品としての認識が強く、さまざまな効果が期待できます。

センソウには身体にこもった熱を取り除く働きがあるとされ、中国では古くからセンソウの葉や茎を煎じて飲むことで熱中症を予防してきた歴史があります。また、高血圧や糖尿病の予防にも効果的であるとされ、本場では老若男女問わず食べられるスイーツなのです。

仙草ゼリーとは健康にも嬉しい台湾スイーツのこと!

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熱中症予防にも効果があるとされる仙草ゼリー。「良薬は口に苦し」という言葉がありますが、仙草ゼリーはその点美味しく食べられる健康食品と言えるでしょう。特有の漢方のような香りはありますが、シロップや牛乳をかけることで香りが抑えられ、食べやすくなります。ぜひこの夏、暑さを乗り越える意味合いも込めて仙草ゼリーにチャレンジしてみてくださいね。

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