実はイタリア生まれじゃない!シーザーサラダの由来をフードマニア編集部が解説
皆さん、シーダーサラダはどこ発祥の閭里だと思いますか?シーザーという名前が付くだけにイタリアのイメージが強いですが…実はメキシコ料理だったんです!
ここではフードマニア編集部がシーザーサラダの由来についてご紹介してきましょう。
シーザーサラダとは?実はメキシコ料理だった!
「シーザー」という料理名、さらにはエーゲ海を原産とする「ロメインレタス(ローマ風レタス)」を使っていることから、イタリア料理の一つと思っている人は多いと思いますが、れっきとしたメキシコ料理の一品。
諸説あるものの、このサラダを考案した人の名前がたまたま「シーザー」というだけで、古代ローマ帝国の英雄ジュリアス・シーザー(カエサル)とは何の関係もないのは事実。さらにいうと、ロメインレタスはメキシコでも作られており、最も一般的な葉野菜なんです。
シーザーサラダの由来と歴史は?
諸説あるものの、シーザーサラダは1925年、メキシコ製北部のバハカリフォルニアの北のメキシコの街、ティフアナで生まれた料理。その地でレストラン「Cesar」を経営していたイタリア人のシーザー兄弟に客がサラダを要望したことが始まり。
シーザーが当初、ドレッシングの材料に選んだものは、オリープ油、ワイン、酢、マスタード、塩、アンチョピ、卵、パルメザンチーズ、トーストパン、そして野菜はロメインレタス。試行錯誤の末、オリジナルレシピがついに完成します。
そのレシピはまず大きめのロメインレダスをよく洗い、消指するところから始まります。衛生事情の悪かった当時の状況からすると、必要なことだったのでしょう。大きな木製のサラダポウルにそれを6〜8枚入れ、ひいたばかりの黒こしょうと塩、あっさりめのオリープ油、削りたてのパルメザンチーズを加えて混ぜ合わせたものに、卵、ウスターソース、フレッシュレモンジュースをからめ、にんにくオイルにくぐらせたクルトンの片面にアンチョビペーストをぬったものを付け合わせたスタイルでした。
卵は一分問茄でて徴半熟にしてあり、いろいろ考えられた成果がうかがえます。現在のメキシコでは、お客のテープルの横にワゴンを置き、各材料を木製のサラダポウルの中で順に混ぜ合わせ、ロメインレタスにからめるスタイルが定着しています。
諸説あるけど、シーザーサラダはやはりメキシコ生まれ!
シーザーという名前だけにイタリアを連想してしまいますが、「メキシコ料理」であるのは事実。そして、日本でも定番サラダとなった現在、世界中に広まったこのサラダは様々に形を変えて定番となったのです。
※「魅力のメキシコ料理」で掲載した内容を再編集しています。
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