求肥(ぎゅうひ)とはどんなもの?和道一筋がわかりやすく解説!
皆さんは求肥(ぎゅうひ)をご存知でしょうか?和菓子には欠かせない材料ですが、求肥について詳しく知っている方は意外と少ないかもしれません。
この記事では和道一筋が、意外と知らない求肥の特徴や、その名前の由来ついて解説していきます。
そもそも求肥(ぎゅうひ)とは?
求肥とは、白玉粉や水飴などで作った、柔らかくて弾力のある菓子の一種。最も馴染み深いのは大福の皮でしょうか。柔らかくもちもちとした食感に、程よい甘さが美味しいですよね。
他には、最中の中にあんこと一緒に入っていることも多いですよ。
柔らかくてもちもちした食材と言えば他にお餅がありますが、お餅は時間が経って冷めると硬くなってしまいます。しかし求肥は水飴や砂糖が加えられているため、時間が経ってもその柔らかさが保たれ、硬くなりにくいという特徴もあるんです。
求肥(ぎゅうひ)の名前の由来とは?
それではなぜ「求肥」という名前がついたのでしょうか。その由来は平安時代にさかのぼります。
もともと求肥は平安時代に中国からやってきましたが、その当時の求肥の材料には玄米が使われていて、色が黒かったのです。そのため見た目が牛の皮に似ているとして、「牛皮」と表記されていました。しかし江戸時代に入って肉食が忌避されるようになったことで、「求肥」と書き改められたと言われています。
求肥(ぎゅうひ)とは白玉粉から作られた和菓子に欠かせない材料!
求肥とは、白玉粉に水飴などを加えて作られた、もちもちとした食べ物のこと。大福の皮として目にすることが多いですね。
また、日本に伝わった当初は玄米が使われていたことから、もともとは牛皮と書かれていました。
求肥は様々な和菓子に使われていますから、ぜひ和菓子を食べる際には注目してみてくださいね。
※画像はイメージです。
※「よくわかる日本料理用語辞典」に掲載した内容を再編集しています。
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