ういろう(外郎)とはどんなもの?気になる歴史とは?お菓子マニア編集部がわかりやすく解説!
皆さんは「ういろう」という和菓子を食べたことがありますか?見た目がようかんに似ていて、食感はもっちり、甘さは控えめの和菓子なんですよ。
この記事ではういろうの特徴や気になる歴史について、お菓子マニア編集部がわかりやすく解説していきます。
そもそもういろうとは?
ういろうとは、米粉やわらび粉、小麦粉などに砂糖や温水を混ぜて練り上げ、せいろで蒸しあげた和菓子のこと。「外郎」とも書きます。ようかんのように棒状に成形されているのが一般的で、黒糖や抹茶、小豆など、味のバリエーションがとっても豊富なんですよ。もっちりとした食感と、控えめで上品な甘さを楽しむことができます。
ういろうの歴史とは?
ういろうの歴史はなんと室町時代から!元から亡命してきた医師の息子がういろうの考案者と言われており、「外郎薬」という薬を献上したときに、口直しのお菓子として考案されたのが始まりなんだとか。また、おもてなしのお菓子として考案されたのでは、という説もありますよ。
ういろうの作り方は?
ういろうは地域によって使う材料が違うのが特徴。粉だけでも米粉、わらび粉、小麦粉、砂糖は白砂糖や和三盆など、選択肢がたくさんあるんです。粉と砂糖に温水を混ぜ、練った生地をせいろで蒸すだけで完成します。材料を全て混ぜ合わせて、電子レンジで温めて蒸すこともできますよ。
三大ういろうとはどんなもの?
ういろうには地域によって素材が変わるとご紹介しましたが、数ある中でも日本三大ういろうと称されているのが「名古屋ういろう」「阿波ういろう」「山口ういろう」です。
名古屋ういろうは米粉と砂糖が主原料で、どっしりとした重量感ともっちりした食感が特徴。山口ういろうはわらび粉を使用していて、弾力のある食感となめらかな舌触りが楽しい一品です。そして阿波ういろうは、阿波和三盆や砂糖、隠し味に塩を混ぜて餡とともに練り上げ、上新粉や餅粉を加えることによって、よりもちもちした食感が楽しめます。
ういろう(外郎)とは、ようかんに似ているもっちりとした食感が楽しい和菓子のこと!
ういろうとは、米粉やわらび粉、小麦粉などに砂糖や温水を混ぜて練り上げ、せいろで蒸して作られる和菓子のこと。味のバリエーションも豊富で、おうちでも簡単に作れるので、ぜひお好みのういろうを作ってみてはいかがでしょうか?
※画像はイメージです。
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