桃の種類や選び方は?どんな歴史がある?お宝食材探検隊がわかりやすく解説!

日本で不動の人気を誇る桃。おとぎ話「桃太郎」の存在も、日本人にとって桃が馴染み深い果物となっている理由の一つかもしれません。
そんな日本で人気の高い桃ですが、選び方や歴史についてはご存知でしょうか?

この記事ではお宝食材探検隊が桃の選び方や種類、歴史について解説していきます!

桃の種類や選び方とは?

画像素材:iStock

そもそも桃は、果肉の白い白桃系と黄色い黄桃系のものに分かれます。日本では白い果肉のほうが好まれますが、黄色い果肉のものには「缶桃」といって、缶詰加工用に品種改良されたものもあります。これは果肉が硬く、煮崩れしないように改良されているんです。

白桃系の主要品種である白鳳は甘くて果汁が多く、日持ちがするという特徴も。白桃系だと他には川中島白桃などが有名で、黄桃系にはさわやかな酸味が特徴のネクタリアンや、黄金桃などの品種があります。

また日本では栽培量は少ないですが、「蟠桃(ばんとう)」という西遊記で孫悟空が食べたという伝説のある桃もあるんですよ。

甘くて美味しい桃をいただくには、おしりの部分まで色づいたものを選ぶと良いでしょう。産毛がないものは鮮度が落ちている証拠ですが、ネクタリアンはもともと産毛がない品種なので注意が必要です。

また桃は、店に並ぶ頃に熟すくらいのタイミングで収穫されます。そのため購入したらすぐに食べるのが良いですよ。芳香があり、表面が柔らかくなっていたら食べごろですが、熟しすぎると味が落ちてきてしまうので、早めに食べるのがおすすめです。

桃の古い歴史とは?

画像素材:iStock

室町時代から江戸時代初期ごろに書かれたと言われる「桃太郎」があることから、桃は古くから日本にあることがわかります。しかし、日本にやってきたのはそれよりもさらに古い弥生時代だと言われており、古事記や日本書紀にも登場するんです。

桃は古くから日本で親しまれてきた果物なんですね。

桃は表面が柔らかい時が食べ頃!

画像素材:iStock

おしりの部分まで色づき、産毛のあるものを選ぶと良いですよ。香りが良く、表面が柔らかくなっていたら食べ頃です。店に並ぶ頃には熟していることが多いので、早めに食べるのがおすすめです!

非常に歴史の長い桃ですが、白桃と黄桃、それぞれに様々な種類があるので、ぜひその違いを楽しんでみてはいかがでしょうか。

※画像はイメージです。
※「THE BOOK OF FRUIT おいしいフルーツの本」に掲載した内容を再編集しています。