柿の種類や選び方は?甘柿と渋柿の違いは?お宝食材探検隊がわかりやすく解説!
柿は日本でとても身近な果物ですよね。昔は庭木として多くの家庭にあり、赤く熟した柿が深まる秋を感じさせてくれる果物でした。今でも秋ごろになると、秋の味覚として柿を楽しむ人も多いのではないでしょうか。
この記事ではお宝食材探検隊が柿の種類や、甘柿と渋柿の違いについて解説していきます!
甘柿と渋柿の違いは?
柿の品種は1000を超え、その中で甘柿と渋柿の2種類にわけられます。しかしどちらも最初は渋みを持っていて、完熟すると渋みが抜けるのが甘柿、完熟しても渋いままなのが渋柿なのです。
甘柿は関東より西に多く、渋柿は北の寒い地域で多く作られています。甘柿は日本固有のものと言われ、現在は富有(ふゆう)、次郎などが代表的な品種ですよ。富有は一番多く栽培されている品種で、次郎は最も甘い品種と言われています。また、渋柿には平核無(ひらたねなし)や四溝(よつみぞ)などの品種がありますよ。
柿の原産地は日本もしくは中国という2つの説があり、現在は意外にも東アジア、アメリカ、ブラジルなど世界各地で栽培されています。しかも、なんと海外でも「kaki」の名前で通じるそうなんです。
柿の選び方や食べ方とは?
色が全体にまわっているもの、ヘタが乾燥しておらず、実にぴったりとくっついているものを選ぶと良いでしょう。
また、渋柿はそのまま食べるのではなく、渋を抜いて食べるのが基本です。渋抜きしたもので代表的なのが干し柿。晩秋に、軒先にずらりと干された干し柿は日本の風物詩。そういった風景は江戸時代からあったそうです。
また、干し柿は保存食や、砂糖代わりの貴重な甘味食品としても重宝されてきました。
完熟すると渋みが抜けるのが甘柿!
甘柿は完熟すると渋みが抜け、渋柿は完熟しても渋味が抜けないという違いがあります。
柿といえば干し柿が思い浮かぶ人も多いかもしれませんが、これは渋柿の渋みを抜いて甘くするためのものだったのです。
柿は種類によって味や食べ方にバリエーションがありますから、ぜひ皆さんも様々な柿を味わってみてくださいね。
※画像はイメージです。
※「THE BOOK OF FRUIT おいしいフルーツの本」に掲載した内容を再編集しています。
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