カルトッチョとはどんなもの?アクアパッツァとの違いは?ボ~ノ・イタリア~ノがわかりやすく解説!

「カルトッチョ」という料理名を聞いたことはありますか?「カルパッチョ」とよく似た名前のため思わず空目してしまいそうですが、カルパッチョと同様にイタリアで生まれた料理の一つです。

この記事ではボ~ノ・イタリア~ノがカルトッチョの特徴や、よく似た「アクアパッツァ」との違いについて解説していきます。

そもそもカルトッチョとは?

画像素材:iStock

あまり聞き馴染みのない料理名かと思いますが、カルトッチョとはイタリアで生まれた「紙包み焼き」のこと。イタリア語で「紙」を意味する「カルタ」が名前の由来で、魚や貝類、野菜、肉類などさまざまなバリエーションのカルトッチョが見られます。とりわけ白身魚や貝類、トマトを使用したカルトッチョが定番で、クッキングシートのような耐熱性、耐水性に優れた紙で食材を包み、オーブンで焼き上げられます。

味付けは白ワイン、オリーブオイル、塩胡椒でシンプルにまとめられることが多く、食べる直前に仕上げとしてレモンの果汁を絞ります。紙の中で蒸し焼きになった食材はふっくらとやわらかで、包みを開けた瞬間にいい香りが鼻をくすぐります。

アクアパッツァとの違いは?

画像素材:iStock

カルトッチョと材料が似ている料理として、「アクアパッツァ」というイタリア料理があります。アクアパッツァもオリーブオイルや白ワインで白身魚などを煮込んだ料理ですが、カルトッチョは「紙で包んで蒸し焼き」に、アクアパッツァは「深めのフライパンで煮込む」料理です。

そのためカルトッチョと比べるとアクアパッツァはスープの量が多いのが特徴で、バチバチと水が跳ねる様子から、イタリア語で「暴れる水」という意味の「アクアパッツァ」という名前がつけられました。

カルトッチョとはイタリアで親しまれている「紙の包み焼き」のこと!

画像素材:iStock

カルトッチョとは、主に魚介類を紙で包み焼きにした料理のこと。自宅でも簡単に作れる料理なので、ぜひイタリア風の魚料理を試してみてはいかがでしょうか。

※画像はイメージです。