和菓子を固めるのに使われる材料とは?お菓子マニア編集部がわかりやすく解説!
寒天やゼラチンなどは、ゼリー状に固めて作る和菓子には欠かせない材料。しかしその他にも似た役割をする材料がいくつかあるんですよ。
この記事ではお菓子マニア編集部が、和菓子を固める時に使う材料を解説していきます。
ゼリー状に固めた和菓子を作るのに使われる材料とは?
羊羹や葛切りなど、和菓子にはみずみずしくゼリーのように固められた菓子がありますよね。そういった和菓子にはどのような材料が使われているのでしょうか?
それぞれの材料の特徴や違いをご紹介します!
ゼラチン
ゼラチンはたんぱく質が原料で、ゼリー状に固めた時の粘弾性が非常に強いんです。強めに固めたい時はゼラチンを使うのがオススメ!
寒天
海藻が原料の寒天はゼラチンよりも弾力性が低く、ゼリーが砕けやすいのが特徴。寒天を使った代表的な菓子と言えば羊羹があります。寒天には、コシが強く色が透明できれいな「糸寒天」、色の透明度は十分ではない場合があるものの風味が一番良い「棒寒天」、コシは弱いけど便利な「粉寒天」の3種類があります。寒天を使う際には、この3種類を目的によって使い分けると良いですよ。
葛粉(くずこ)
葛切りなどの原料になるのがこの葛粉。熱湯を加えてよく練り、蒸しあげた時の透明度が高いものが上質な葛粉である証拠です。他のでんぷんが混合されているものもあるため、よく確認しましょう。
ワラビ粉
ワラビ粉はワラビの根から作られます。ワラビ餅の原料として有名ですね。ワラビは生産量が少なく、他のデンプンが混合している場合も多いので注意が必要!
和菓子を固める材料にはさまざまな種類がある!
いかがでしたか?葛粉やワラビ粉などはあまり聞く機会がないかもしれませんが、葛切りやワラビ餅など馴染みの和菓子の材料として使われているんですよ。
皆さんもぜひ和菓子を食べる際にはその材料にも注目してみてくださいね。
※画像はイメージです。
※「料理と食シリーズ NO.15和菓子 甘味メニュー」に掲載した内容を再編集しています。
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