ヒラメの刺身とは?旬の時期も含めてすしマニアが解説

刺身で食べると絶品のヒラメ。ところで刺身で利用するヒラメとはどのようなものでしょうか?

ここではすしに関する本を多く出版してきたすしマニア編集部がヒラメの刺身について旬の時期などを入れつつ解説していきます。刺身に詳しくなりたい人におすすめ!

刺身として食べるヒラメとは?

画像素材:写真AC

ヒラメは高級な白身魚の一つ。薄造りのコリコリとした身、そして背ビレのつけ根にある縁側のコクのあるおいしさは、食通を唸らせるほどの素晴らしい味わい。

ヒラメの特徴は、体が偏平で、両目が左か右かの一方に偏っている点。しかし、幼魚の頃は目が左右にあり、普通の魚と同じように背を上にして泳ぐのです。それが、成長して海底生活をするようになると、目は一方に移動して、砂地と接する側が白くなり、反対側が黒くなるという仕組み。

ヒラメの旬はいつ?

画像素材:写真AC

ヒラメの旬は秋と冬です。「皐月ビラメは犬も食わねぇ」 と江戸っ子がいったように夏場のヒラメはおいしくありませんでした。これはヒラメは氷が切れると身が崩れてしまうというのが理由。しかし、現代では設備や流通がよくなり、5月でも鮮度を保つことができます。また地域で旬がずれるので、関東で旬をはずしても、北海道や青森ではまだおいしい状態であることも。

ヒラメの旬は秋と冬!

ヒラメは高級魚で、身は薄造りとして食べるのが一般的ですが、縁側もまた絶品。旬は秋と冬でその頃に食べるのがおすすめ。旬を知っていれば、ヒラメの刺身もより深く楽しむことができますよ!

※画像はイメージです
※MOOK「料理と食シリーズNo. 22 刺身」に掲載した内容を再編集しています