スズキの刺身とは?旬の時期も含めてすしマニアが解説
刺身で食べると絶品のスズキ。ところで刺身で利用するスズキとはどのようなものでしょうか?
ここではすしに関する本を多く出版してきたすしマニア編集部がスズキの刺身について旬の時期などを入れつつ解説していきます。刺身に詳しくなりたい人におすすめ!
刺身として食べるスズキとは?

スズキは夏の代表的な魚。宍道湖や瀬戸内海が産地として有名ですが、関東では常磐沖でも獲れます。
スズキはブリやボラと同様、成長する度にセイゴ→フッコ→スズキと名前が変わっていく出世魚。幼魚の間は淡水と海水が混じる河口や湾内に生息し、満一年たつと体長が20cmから25cmになり、これをセイゴと呼びます。そこから30cmから40cmに成長したのがフッコで、さらに成長して50cm以上になったものがスズキに。8月下旬頃には4kgから6kgにもなるものもいます。
スズキの旬はいつ?

スズキの旬は夏ですが、成長過程によって少し異なります。セイゴは春から夏、フッコは初夏から夏場、スズキは夏が旬。食べ方としては、洗いか刺身が最もおいしく、特に刺身は薄作りが良いとされています。また島根の名物である、奉書で包んで焼く奉書焼きは有名。
スズキの旬は夏!
スズキは成長するにつれ名称が変わり、旬も夏ではあるものの期間は少し異なります。旬を知っていれば、スズキの刺身もより深く楽しむことができますよ!
※画像はイメージです
※MOOK「料理と食シリーズNo. 22 刺身」に掲載した内容を再編集しています