赤貝の刺身とは?旬の時期も含めてすしマニアが解説

刺身で食べると絶品の赤貝。ところで刺身で利用する赤貝とはどのようなものでしょうか?

ここではすしに関する本を多く出版してきたすしマニア編集部が赤貝の刺身について旬の時期などを入れつつ解説していきます。刺身に詳しくなりたい人におすすめ!

刺身として食べる赤貝とは?

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赤貝は、すしダネとして好まれていますが、赤い身が刺身に彩りを添えるため、盛り合わせに使うことも多い傾向に。学術的な分類では、フネガイ科の二枚貝である「アカガイ」。殻の色は黒ずんでいて、身が赤く、東京の市場では、これを「本玉」といいます。それに対し、殻の色が白く、身も白みがかっているものを白玉といい、これは「サルボウ」や「場ちがい」といって、味もよくなく値段も安い傾向に。産地は、かつては千葉県の富津が有名でしたが、今は三陸ものが中心です。

赤貝はよくすし屋で見かけますが、剥いた赤貝の身をまな板に叩きつけてみると、新鮮なものは動くのです。おいしい赤貝は身が厚く、光沢のあるものが逸品。

赤貝の旬はいつ?

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赤貝は冬が旬。春の彼岸を過ぎるころになると、身もやせてきて、夏には味が落ちるので、赤貝の一種でバチアカ(サルボウ貝)と呼ばれる貝を使うすし店や和食店もあります。

赤貝は冬が旬!

冬に旬を迎える赤貝は、見た目で味や鮮度を見分ける方法があります。旬を知っていれば、赤貝の刺身もより深く楽しむことができますよ!

※画像はイメージです
※MOOK「料理と食シリーズNo. 22 刺身」に掲載した内容を再編集しています