アスピックとはどんなもの?テリーヌとの違いは?ふれんちハンターがわかりやすく解説!

みなさんはアスピックというフランス料理をご存知でしょうか。レストランなどで見られるオシャレな前菜なのですが、似たような料理なのに「テリーヌ」として提供されていてる場合もあって、困惑している方もいるかもしれませんね。

この記事では、ふれんちハンターがアスピックの特徴や、テリーヌとの違いについて解説していきます。

そもそもアスピックとは?

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アスピックはフランスで生まれた冷前菜の一つ。肉や魚を煮たとき、いわゆるブイヨンと呼ばれる旨味たっぷりのスープが出ますよね。アスピックとはそれをゼリーにしたもののことで、フランス版の煮こごりのような料理です。

その色や形からフランス語で「コブラ」を意味するアスピックという名前がついたとされ、10世紀には原型となる料理がアラビア語の料理本に記載されていたとも言われています。

現在はさまざまなバリエーションが見られますが、シンプルに作られることもあれば、肉類や野菜、卵などを入れて食べ応えたっぷりに作られることもあります。

テリーヌとの違いは?

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お店によっては、ゼリー寄せの料理でも「テリーヌ」という名前で提供している場合がありますが、アスピックとの違いがどこにあるのか分かりますか?実はこれ、使用している「型」に違いがあるんです。

そもそもテリーヌとは、「テリーヌ型」と呼ばれる長方形状の容器で作られる料理のこと。そのためテリーヌ型さえ使用していれば、パテのように具材を細かく刻んで固めた料理やケーキ、ゼリー寄せであっても「テリーヌ」と呼ばれる傾向にあります。
中にはテリーヌ型で作られたアスピックを、分かりやすく「アスピック・テリーヌ」として提供している場合もあります。

アスピックとはフランス版「煮こごり」のこと!

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アスピックとは、ブイヨンをゼリー状に冷やし固めた料理のこと。難しそうに見えますが作り方は意外と簡単。まるでレストランにいるかのような気分が楽しめるので、ぜひご家庭でもアスピック作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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