日本で最初にラーメンを食べたのは水戸黄門?その事情をラーメンマニアが解説

テレビ時代劇でおなじみの『水戸黄門』。そのモデルは徳川光圀(水戸光圀)で、日本で初めてラーメンを食べた人物であるという説もあります。果たして日本で初めてラーメンを紹介したのは水戸黄門なのでしょうか?

ここではラーメンに関する本を多く出版してきたラーメンマニア編集部が水戸黄門とラーメンの関係を解説していきます。ラーメンに詳しくなりたい人におすすめ!

実は「ラーメンを紹介した」のは格さんだった?

画像素材:写真AC

ドラマで有名な『水戸黄門』。ご老公に付いて日本中を旅している助さん、格さんの格さんは実在の人物をモデルにしています。とはいえ、テレビの黄門さまが作り物であることと同様、テレビ中の格さんもフィクションの人物。

格さんのモデルは、安積覺という人物で、水戸藩で『大日本史』を編纂した「彰考館」の総裁だった学者です。実はこの人物こそがラーメンと関係がある人物。

画像素材:写真AC

この安積覺先生が宝永元年(1704年)に著した『舜水朱氏談綺』という書物があります。これは水戸光圀が師と仰いだ儒学者、朱舜水が語った話を記録したもので、その中に中国の「麪」は「日本のウンドンナリ」と紹介しているんです。

麪は麺のことだから、中華麺つまりラーメンであるわけです。それが日本の「ウンドン」すなわち、うどんであると語っています。光圀はグルメで、特に中国の麺にも関心が高く、家臣たちに中国の麺を振舞った記録も残っています。

結論、水戸黄門は「ラーメンを振舞った」という記録がある人物だった

まさか『水戸黄門』に登場する人物が2人ともラーメンに関わっていたとは驚きでしたね。もしかしたら、格さんのモデルであった安積覺も、同時期にラーメンを食べたことがあったかもしれないですね。

※画像はイメージです
※「食の雑学達人になる本」に掲載した内容を再編集しています