鹿児島名物「あくまき」とはどんなもの?ちまきとの違いは?和道一筋がわかりやすく解説!

皆さんは鹿児島名物のお菓子「あくまき」をご存知ですか?竹の皮で包まれた弾力のある餅菓子で、お土産コーナーで見かけたことがある人もいるかと思います。

この記事では和道一筋が、あくまきの特徴やちまきとの違いについて解説していきます。

そもそもあくまきとは?

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あくまきとは、鹿児島県で生まれた餅菓子の一つ。もち米を木や竹の灰からとった灰汁(あく)に浸した後、竹の皮に包んで数時間茹で上げたもので、今でも端午の節句に食べられるお菓子として知られています。

灰汁に含まれる成分によって米が柔らかくなるほか、保存性も高まるため、鹿児島では古くから親しまれている味なんですよ。なんと関ヶ原の時代には既に日持ちのする戦陣食として食されていたと言われていて、その歴史の長さがうかがえます。

竹皮を剥がしたあくまきは、食べやすい大きさにカットして黒蜜やきな粉をかけて食べられます。ぷるぷるとした食感と、灰汁から生まれる独特の風味が特徴のお菓子なんですよ。

ちまきとの違いは?

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もち米を葉に包むという点で「ちまき」とよく似ていますが、実は「あくまき」は「ちまき」が元になった餅菓子だと言われています。
どちらも端午の節句に食べられるお菓子ですが、あくまきはもち米を「灰汁」で炊いたもの。また、米の粒感が残らないほど長時間煮込んでいるのも「あくまき」ならではの特徴です。食感も大きく異なり、あくまきはぷるぷると弾力があります。

また「ちまき」には、もち米をタケノコなどと一緒に炊いた、食事として楽しむ「中華ちまき」もあります。必ずしもお菓子ではないというのも、この2つの違いと言えるでしょう。

あくまきとは竹の皮に包まれた鹿児島県の郷土菓子!

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お土産コーナーで見かけたことはあっても、得体が知れず買うのを躊躇っていたという人もいるでしょう。ぜひこれを機に鹿児島名物のあくまきにチャレンジしてみてくださいね。

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