フェネグリークとはどんなスパイス?カスリメティとの違いは?カレーマニアが解説
フェネグリークはカレーづくりに使用されるスパイス。カレーのスパイスとしてはどのような効果があるのでしょうか?カスリメティとの違いは?
ここではカレーに関する本を多く出版してきたカレーマニア編集部がフェネグリークについて解説していきます。カレーに詳しくなりたい人におすすめ!
スパイスとしてのフェネグリークとは?
マメ科で原産地は東南ヨーロッパおよび西アジア。フェネグリークはマメ科の植物の種子を乾燥したもので、インドではメティともいいます。カレーパウダーや、チャツネの原料にもなり、そのままだと苦いですが、油で炒めるとカラメルのような甘く香ばしい芳香がたち料理に奥行を与えるというのが特徴。栄養価も高くヘルシー食材として注目を集めています。
ヨーロッパではその昔、薬用植物として栽培されていました。粘性のある種子の部分は、口腔疾患、唇のひび割れ治療にも使用されることも。インドでは駆風剤(体内のガスを排出させる作用)や強壮剤、さらには育毛剤にも使われていることもあります。
他にもカスリメティというスパイスもありますが、これはフェネグリークの葉を乾燥させたもの。カスリメティは甘い香りがするので、おもに香りづけに利用します。
フェネグリークはカレーの香りを作るスパイス
フェネグリークは油で炒めてから香りを出すというもの。スパイスを知るとカレーがより奥深くなりますね。手作りでもお店のカレーでもぜひフェネグリークに注目してみてください。
※「カレー大全」「プロに学ぶ新カレー教本 人気21店の作り方・考え方」に掲載した内容を再編集しています
資料提供:エスビー食品株式会社
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