欠点豆とは一体どんな豆?カフェマニアが解説
欠点豆とは、精製する時に必ず取り除かないといけないコーヒー豆のことです。この欠点豆はコーヒー豆にどんな役割を与えるのでしょうか?
ここではカフェやコーヒーに関する本を多く出版してきたカフェマニア編集部が欠点豆を解説。もっとコーヒーについて詳しくなりたい人におすすめ!
欠点豆とは?
コーヒーの実を収穫し、精製した後に行う精選の作業の中で取り除くのが、欠点豆。この欠点豆がほんの一部だけ混入することで、そのコーヒーを抽出したときにカビ臭、発酵臭、いやな酸味など、香味に悪影響を与えるので除きます。
また、欠点豆の混入度合いを品質評価の基準にしているコーヒー生産国も多いほどです。
具体的にどんな豆が欠点豆となるか、一覧にしてご紹介していきましょう。
・黒豆 Full Black
・部分黒豆 Partial Brack
チェリーが土の上に落ちて発酵した実の中のコーヒー豆。
・発酵豆 Full Sour
黒豆になる前の青黒い部分がある豆。または、豆に付着した粘着物が除去しきれなくて発酵したもの。焙煎しても着色しない。
・部分発酵豆 Partial Sour
黒豆になる前の青黒い部分がある豆。
・カビ豆 Fungus Damage
収穫、精選、貯蔵、運送中に発生したカビの影響を受けた豆。
・虫食い豆 Severe Insect Damage
ブロッカという虫に食われた豆。豆に穴が開いている他、 豆が割れたり欠けたりしたものまであります。
・未成熟豆 Immature Bean
未成熟の状態で収穫された実の中の豆。近年は、ブラジルでペルクラードという気候変化の影饗によって発生する未成熟豆が発見されています。
・貝殻豆 Shell
乾燥不足でセンターカットの部分が窪んだ貝殻状に変形した豆。
・浮き豆 Floater
未成熟のため軽い豆になっているもの。
・死豆 Quakery
未成熟度が高い豆。
欠点豆とは必ず取り除かないといけないコーヒー豆のこと
いかがだったでしょうか?コーヒーの専門用語を学ぶとコーヒーがより味わい深くなるハズ。
※画像はイメージです
※「コーヒー焙煎用語ブック」に掲載した内容を再編集しています
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