おいしいアイスティーの入れ方をカフェマニアが解説
アイスティーは季節に関係なく飲む人が増えています。その人気の秘密は、さっぱりとした味わいと清涼感。ただアイスティーをおいしくいれるとなると意外に難しかったりしますね。
ここではカフェや紅茶に関する本を多く出版してきたカフェマニア編集部がおいしいアイスティーの入れ方について解説。紅茶について詳しくなりたい人におすすめ!
おいしいアイスティーの入れとは?

アイスティーは、レモンを絞ったり、フルーツを添えたり、スパイスを加えたりと工夫すればいろいろなバリエーションが楽しめるのも魅力です。
ただし、アイスティーをおいしくいれるとなると意外に難しく、その理由の一つはどんないい茶葉を使ってもアイスティーにすると、香りが出ないことです。2つ目は、すぐに白く濁って不味そうに見えてしまうという点。この白濁現象をクリームダウンと言います。

こうした欠点を考慮しておいしくいれるには、まず茶葉の選び方が大切です。たとえばベルモットの香りを付けたアールグレイのような着香茶(フレバードティー、またはセンテッドティー)を使えば香りが出ます。
また、タンニンやカフェインが比較的少ない茶葉を使えば、クリームダウンが比較的少なくてすみます。さらにタンニンが出過ぎないようにするには、鍋で煮出して抽出時間を短くすることがコツ。ここでは、冷却法にも工夫を加えたダブルクーリング法を紹介しましょう。

■基本の入れ方
1、手鍋で煮出して抽出する。まず、ティーカップ1杯分(180cc)の水を手鍋に入れ、火にかける。
2、湯が沸騰したら、茶葉3gを入れ、軽くかき混ぜる。
3、火を止めて手鍋にフタをし、そのままの状態で茶葉が開くまで蒸らす。蒸らし時間は約1分間。
4、氷を入れた別の手鍋を用意して、抽出した紅茶を茶漉しで漉して入れ、急激に冷やす。
5、できるだけ素早く冷却するために、マドラーなどを使って軽くかきまわす。
6、グラスに氷をいれ、冷却した紅茶を茶漉しで漉して注ぐ。こうすると紅茶も薄まらず透明感が出るように。
悩ましいクリームダウンを防ぐには ?
最後にもう一つクリームダウンを少なくする方法を紹介。グラニュー糖やガムシロップを入れて紅茶を作れば、冷やしてもクリームダウンしにくいので、これも覚えておきましょう。
※画像はイメージです
※「THE BOOK OF TEA」に掲載した内容を再編集しています
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