2025年ボジョレー・ヌーヴォー解禁!都内でプレスイベント開催
2025年11月20日(木)、都内のフランス料理店でボジョレー・ヌーヴォー2025のプレスイベントが開催されました。
本記事では、2025年ヴィンテージの特徴やイベントの様子などを詳しくご紹介します。
フランス本国からは、InterBeaujolaisのマネージングディレクター、オリヴィエ・バドゥロー氏と副会長セバスチャン・カルギュル氏が来日。ボジョレー・ワインの魅力や新世代の取り組みについて紹介しました。

©ボジョレーワイン委員会
世界的ソムリエによるテイスティング
イベントでは、世界的ソムリエの**大越基裕氏**によるテイスティングセッションも実施。赤2種・ロゼ1種のヌーヴォーに加え、赤・白・クリュ3種のワインが試飲され、参加者はボジョレーの多様性と地域特性を体感しました。ワインに合わせた食事も提供され、会場は大いに盛り上がりました。

©ボジョレーワイン委員会

©ボジョレーワイン委員会
2025年ヴィンテージの特徴は量より質を重視
2025年のボジョレー・ヌーヴォーは、猛暑と恵みの雨により、**量よりも質を重視した高品質なワイン**が誕生しました。収穫量はやや少なめでしたが、熟成観測ネットワークによる最適な収穫判断や専門家の知見により、糖と酸のバランスが整った理想的なブドウが収穫されました。
ボジョレー地方では手摘みによる収穫が行われ、約1か月間、2万人以上が作業に参加しました。栽培初期には厳しい天候があったものの、その後は夏の高温の中でブドウが順調に成長し、8月中には収穫が開始されました。

©ボジョレーワイン委員会
熟成観測ネットワークの役割
**熟成観測ネットワーク**は、ボジョレー地方でブドウの成熟度を綿密に追跡するシステムで、34年以上にわたり運用されています。200人の生産者が週2回、30の観測センターでブドウの成熟度を分析し、収集データはローヌ農業組合でまとめられ、最適な収穫時期の判断に活用されています。
さらにSICAREXボジョレー研究所では13区画を詳細分析し、「色指数」を算出。ブドウの健全性を確認し、収穫の最適化に役立てています。専門家は、早熟の年は高品質のしるしであり、太陽の光を浴びた健全な果実は糖と酸のバランスが完璧だったと評価しました。

©ボジョレーワイン委員会
今年のボジョレー・ヌーヴォーは、味わいの奥深さと地域ごとの個性を楽しめる一杯が揃いました。各地のワインショップやレストランでも体験できるので、ぜひこの機会に自分のお気に入りの一本を見つけてみてください。
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