田舎そばとはどんなもの?更科そばとの違いは?和道一筋がわかりやすく解説!
皆さんは「田舎そば」とはどんなそばかご存じですか?そば殻のまま製粉している色が黒めのそばのことで、そばの香りや甘味が豊かなのが特徴ですが、そば殻も入っているために少々エグみもあるんだとか。
この記事では田舎そばの特徴や混同しがちな更科そばとの違いを、和道一筋がわかりやすく解説していきます。
そもそも田舎そばとは?
田舎そばとは、太めの黒っぽい色をしたそばのことで、そば殻をつけたまま粗く引いているそば粉を使うために、麺の色が黒っぽくなるんですよ。そばの香りや甘味が豊かである一方、そば殻も入っているためにややエグみも感じられます。
そば汁にはキジやヤマドリのだしが使われることが多く、鮎や岩魚を干したものがだしに使われることもあるんですって。
更科そばとの違いは?
田舎そばと更科そばは、実は対極の存在。田舎そばは更科粉というそば粉に水と塩を加えて練り、薄く延ばして麺にしたもので、色が白く、ほのかに甘みのある味わいと歯切れのいい弾力があって、のど越しが良いのが特徴です。あっさりとしたそば汁で、浅い器に盛られることが多いのだとか。
田舎そばはそば殻をつけたままの黒っぽいそばですが、更科そばはそばの粉を製粉して最初に出てくる「一番粉」を使った白いそばなんですよ。
他にもおそばには種類がある!
更科そばや田舎そばの他にも、おそばには種類があります。
そばの実の甘皮によって緑がかった麺の色が特徴的な「藪そば」、大阪城の砂場近くにお店があることから名付けられ、甘くて濃いめのそばつゆが特徴の「砂場そば」のほか、そば粉を十割使うことでそば本来の味と香を楽しめる「十割そば」、そば粉八割、小麦粉二割で滑らかな食感が味わえる「二八そば」など、そば粉の割合でも風味の違いを楽しむことができますよ。
田舎そばとは、そば殻のまま製粉することでそばの香りや甘味を強く感じられる黒っぽいそばのこと!
田舎そばとは、そば殻をつけたまま粗く引いたそば粉を使うことで、麺の色が黒っぽくなるのが特徴。そばの香りや甘味が豊かなのですが、そば殻があることで少々エグみも感じられるんだとか。そばにはいろいろな種類がありますので、ぜひ田舎そばもトライしてみてくださいね。
※画像はイメージです。
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和の道一筋の人間が和食に関する素朴な疑問を解説。全国津々浦々、日本料理の名店も紹介していきます。
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