ぬか漬けとはどんなもの?漬けるのにおすすめの野菜は?和道一筋がわかりやすく解説
日本にいれば誰もが耳にしたことがあるだろう「ぬか漬け」。つぼなどに漬けられている野菜であることは知っていても、どんなものに漬けているかご存じでしょうか?
この記事では和道一筋が、ぬか漬けの特徴やおすすめの野菜などについてわかりやすく解説していきます。
そもそもぬか漬けとは?
ぬか漬けとは、ぬかに塩や水などを混ぜて野菜を漬けること、そして「ぬか漬け」で漬けられた野菜のことを言います。この「ぬか」とは「米糠(こめぬか)」のことで、玄米を精米して白米にするときに、削られてできる米の外皮のことなんです。
そのぬかに塩水を加えて練ったものを「ぬかみそ」と言って、つぼなどの容器に詰めることによって「床」を作ります。そこに野菜を漬け込めば、その中で乳酸菌や酵母などの微生物が増殖を擦り返すことでうまみ成分がたくさん生まれ、ぬか床の風味が加わった「ぬか漬け」になるんですよ。
ぬか漬けの歴史とは?
ぬか漬けが伝わったとされるのは江戸時代のこと。玄米から米糠を分離する技術が発達したところから、「ぬか漬け」が広まったんだとか。
では、どうして日本で漬物が広がったのかというと、これには日本の「四季」が関係しています。作物があまり育たない冬を乗り越えるために、春や夏、秋に収穫した農作物を保存して食べたのが始まりなんですって。
ぬか漬けに合うおすすめの野菜は?
基本的には、ぬか漬けに向かない野菜はないと言われていて、「ぬか床」をしっかり作ることができれば、どんな野菜でも美味しくいただくことができますよ。
その中でも、特にぬか漬けと相性のいい野菜の特徴が2つあります。
一つは、歯ごたえがしっかりしていること。にんじんやダイコンなど、シャキシャキしている野菜がぴったりですよ。
二つ目に、しっかりと漬かりやすいこと。ナスや白菜などを漬ければ、味が染みわたってとっても美味なんです。
とはいえ、野菜それぞれに魅力があるので、いろいろな野菜を漬けてみるのも楽しいですよ。
ぬか漬けとは、ぬかに塩や水を混ぜて野菜を漬けること!
ぬか漬けの「ぬか」とは、「米糠(こめぬか)」と呼ばれる、玄米から精米するときに出る米の外皮のことで、「ぬか漬け」とは、この「ぬか」に塩や水を混ぜて作られた「ぬかみそ」を、つぼなどの容器に詰めて「ぬか床」を作り、そこに野菜を漬けること。
おうちでも簡単に漬けることができるので、ぜひおすすめの野菜を漬けてみてはいかがでしょうか?
※画像はイメージです。
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和の道一筋の人間が和食に関する素朴な疑問を解説。全国津々浦々、日本料理の名店も紹介していきます。
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