栗きんとんとはどんなもの?岐阜に変わった栗きんとんが?作り方もご紹介!和道一筋がわかりやすく解説
おせち料理の定番として知られる栗きんとん。漢字では「栗金団」と書き、金運や勝負運を願う料理として、お正月のおせち料理の定番になっているんですよ。ねっとりと粘り気が強く濃厚な甘さを楽しめる栗きんとんは、老若男女に人気の一品ではないでしょうか?
そこでこの記事では和道一筋が、栗きんとんの特徴や作り方について、わかりやすく解説していきます。
そもそも栗きんとんとは?
一般に、栗きんとんとは、甘露煮にした栗をさつま芋や栗でできた餡と和えて作られる和菓子で、おせちの定番料理になっています。クチナシを用いることで色鮮やかな黄金色になりますよ。
きんとんは漢字で「金団」と書き、「金色の団子」という意味があります。そこで金色の見た目を金塊や小判に見立てたことから、「お金が貯まるように」と金運上昇を願う料理となりました。
また、栗は「勝ち栗」と言われていて、勝負運をアップさせるといういわれもあるんですよ。
岐阜に独特の栗きんとんが?
岐阜県の中津川市周辺では、独特の栗きんとんがあります。
栗の実を砂糖などで炊いて、それを弱火でよく練り、練りあがったものを湿らせた布で包んでしぼって、栗の実の形に整える和菓子です。
栗そのものの風味を味わえるのが特徴で、9月上旬~12月上旬だけ販売されます。
栗きんとんの作り方は?
おせちの定番である栗きんとんは、おうちでも簡単に作ることができるんです。
材料は栗の甘露煮が1瓶(12粒程度)、さつま芋(1本)、砂糖(50g)、みりん(大さじ5杯)、はちみつ(大さじ2杯)、そして塩を少々。栗きんとんにしっかりとした黄金色をつけたいときは、クチナシを用意しましょう。
①クチナシを用意している場合、空のティーバッグにクチナシ2つを入れて綿棒で身を潰します。
②さつまいもを輪切りにします。
③①と②を鍋に入れ、火が通るまで熱して、火が通ったらザルにあげて粗熱をとりましょう。
④③を鍋に移し、砂糖を加えて潰しながら混ぜていきます。さつまいもがある程度潰れてきたら、残りの調味料を全て入れて弱火にかけて煮詰めます。
⑤煮詰まったら、④に栗の甘露煮を6粒入れて冷ませば完成です。残りの6粒は盛り付けに使ってみてくださいね。
栗きんとんとは、金運や勝負運をアップさせる願掛けをする定番おせち料理のこと!
栗きんとんは、甘露煮にした栗を、さつま芋や栗でできた餡と和えて作られたおせちの定番料理のこと。金運や勝負運をアップさせる願いを込められた縁起物で、おうちでも簡単に作ることができるので、ぜひ栗きんとんを作って願掛けをしてみてはいかがでしょうか?
※画像はイメージです。
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和の道一筋の人間が和食に関する素朴な疑問を解説。全国津々浦々、日本料理の名店も紹介していきます。
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